●趣旨説明「だれもが安心できる持続可能な医療制度を求めることに関する意見書」(2008年6月26日) 橋本しげき
◯3 番(橋本しげき君)  それでは、ただいま議題となりました議員提出議案第5号 だれもが安心できる持続可能な医療制度を求めることに関する意見書について趣旨説明をいたします。

 文案につきましては、御参照いただきたいと存じます。

 この間、4月から始まった後期高齢者医療制度を機に不安や批判の声が広がり、そして国民の医療制度に対する関心が高まっています。医療制度に対する信頼を回復していくためには、社会保障費に対して必要な予算を確保することが大切です。小泉内閣以来、社会保障費の自然増を毎年2,200億円削るということを行ってきましたが、この社会保障費抑制政策に対して舛添厚生労働大臣は4月7日の参議院予算特別委員会で、そろそろ限界に来ていると述べ、見直すべきだとしています。

 また、先日の6月18日には、超党派の議員150名でつくる医療現場の危機打開と再建を目指す国会議員連盟が大田経済財政担当大臣と舛添厚生労働大臣に申し入れを行いました。その申し入れでは、社会保障費の年間2,200億円の削減方針を見直し、必要な医療予算を十分確保することなどを求めています。これに対し舛添大臣は、私も社会保障の財源の手当ては強行に主張しており、財源確保という線で行けると思っている。皆さんのお力添えをいただきたいと述べました。

 このような動きが出ている中で、武蔵野市議会としても、この動きを後押ししていく必要があると思います。今回の意見書案は、文面の最後にもありますように、政府と国会に対して社会保障費の抑制・削減計画を見直して、高齢者に過度な負担を求めることなく、いつでも、だれでも、どこでも平等に医療が受けられる持続可能な医療制度とすることを求める内容になっています。これは、多くの市民・国民の願いであり、皆さんの賛同をいただける内容だと思います。

 ぜひ御採択くださいますようお願い申し上げまして、趣旨説明といたします。
                                 
inserted by FC2 system