●一般質問「市政の民主的な運営等について」(2005年9月2日) 本間まさよ
◯9 番(本間まさよ君)  市政の民主的な運営を求めて一般質問を行います。

 国民健康保険運営協議会の会長及び会長代行の選任は、国民健康保険法施行令第5条で、運営協議会は、公益を代表する委員のうちから、全委員の選挙で選任するとなっています。公益を代表する委員とは市議会議員のことですから、国民健康保険運営協議会に選出された市議会議員のうちから、全委員の選挙で選任するというものです。しかし、長い間の慣例では、国保運協に選出された議員が、あらかじめ会長及び会長代行の候補を内定し、運営協議会ではそれを推薦するという形式で選任してまいりました。このやり方は、国保運協だけではなく、他の各種委員会でも同じようなやり方で決められていたと認識しています。

 今回、6月議会で市議会議員から選出されている国保運協の委員の交代があり、運協の会長、会長代行の選任が生じました。そのことで、6月の初旬、国保の運協の委員になりました私のところに、環境生活部長と保険年金課長が見え、会長は最大与党から出ると聞いているので、島崎議員にお願いした。会長代行を私にと言われて驚きました。

 ここでの問題は、2点あります。1つは、議員の人事を職員の方が決めたことです。2つ目は、会長は最大与党にという発言です。議会内の人事は、議員が決めるもので、部長や課長がだれだれにお願いしたいというのは越権行為です。2つ目の会長が最大与党から出ると聞いているという発言は、断じて容認できるものではありません。私は、どこでだれが会長は最大与党から出ると言ったのか、私の知らないところで、部長や課長の間では文書や申し送りなどが行われているのかと聞きましたが、明確な返事はありませんでした。会長は、最大与党から出るなどという決まりや約束事など、あるわけはありません。あったら重大問題です。このことにつきましては、後日、私との電話でのやりとりで、部長は、会長は最大与党から出るというのは間違いだったと訂正されましたが、議員の中には、最大与党から出るということを真に受けていらっしゃる方もいますので、公式の場で助役から正式に訂正の発言をしていただきたいと思います。答弁を求めます。

 私は、部長と課長に、今までの国保運協での会長、会長代行を選任してきたやり方について説明し、人選は議員同士が行うものであることを改めて主張しました。やり方も、この考え方についても、御理解いただけたものと思っていました。6月14日、国保の運協に選出された5名の議員が部長と課長から、7月初旬に多摩地域の国保運協の会長会があるため、早く会長を決めなければならないと説明を受けました。時間的に、国保運協を開くいとまがないので、会長、会長代行の候補が決まったら、運営協議会の全委員に郵送で投票、承諾をいただくということにしたいという説明でした。私は、時間的な制約があれば、運営協議会を開かずとも、郵送で投票し、承認ということならいいと了解いたしました。

 ところが、7月初旬になっても、私のところに郵便投票の文書が届かないので、不信に思い、問い合わせたところ、部課長は、市議会議員から会長、会長代行を選ぶことになっているから、立候補者がいなければ無投票ということで、全委員の選挙は必要ないと前言を翻し、問題はないと言い張りました。部長が郵便投票でと言ったのは、複数の立候補者がいた場合だということだと、課長が後で説明した。だから、立候補者がいなかったから選挙はしなくていいと言い張りました。では、その場で立候補を募ったのでしょうか。募っていません。募っていないのに、立候補者がいなかったから選挙はしなくていいという説明は成り立ちません。しかも、議員が集まり、話し合ったのは内々のことです。非公式なものです。正式なものではありません。内々で話し合ったことが決定したことになるというのは、民主主義のルールからいっても異常なことです。私は、前例がすべていいと言っているわけではありません。よりよい方法があれば、変更することは当然のことだと思います。しかし、今回のやり方は大きな問題があると言えます。立候補者も募らず、内々の話し合いが正式に決定したことになり、議員以外の国保運協の委員は、何も知らずに結果だけを後で知ることになりました。

 慣例・前例では、国保運協に選出された議員があらかじめ会長及び会長代行の候補を内定し、運営協議会では、それを推せんという形で選任してまいりました。これは、運営協議会という正式な機関で、全委員の参加のもとで会長等が選任されるというやり方です。今回のやり方とは、全く違うと思います。解釈は変えていないと言いますが、正式な機関に諮らず、議員以外の運営協議会委員が知らない中で会長等が決まっていくことに対し、前例と同じ解釈という説明は納得できません。今回のやり方はいいと、市は考えているのかお伺いいたします。

 このやり方は、国保の運営協議会だけではなく、市の共通した考えだとも言われましたので、これは国保運協だけではなく、議員が所属している各種委員会に共通することだと考え、一般質問いたしました。ちなみに、都市計画審議会でも、今回、市議会議員から副会長を選出する過程で、1つの会派の議員だけで副会長の候補を決め、他の議員には何の話もなく、副会長を選出しようとする動きが起こりました。私は、今までの前例とは違うやり方で選出するのはどうしてかとただしました。学識経験者の方からも、今までの前例があるなら、それで決めてくださいと言われ、与野党問わず、大半の議員が私の言っていることは当然のこと、当たり前のことだと理解を示されました。都市計画審議会終了後、部長、課長に前例ではこうなっているとお話いたしました。議会内のことではありますが、事務局として、選出方法については、ぜひとも申し送りをしてほしいと要望いたしましたら、御理解いただけました。

 国保運協では、もう1つ大きな事務上のミスが起こりました。8月19日に開かれた国保の運営協議会で、武蔵野市長から国民健康保険運営協議会委員にあてた文書が、公益代表である市議会議員には送付されていなかったことが明らかになりました。前代未聞のことです。文書とは、6月15日付で武蔵野市長から国民健康保険運営協議会委員にあてた武蔵野市国民健康保険運営協議会の会長及び会長代行の変更についてです。内容は、国民健康保険法施行令第5条の規定に基づき、6月14日に新公益代表委員に会長及び会長代行の選挙の立候補を募ったところ、立候補者がおのおの1名であったため、無投票で下記の公益代表委員が会長及び会長代行に当選となり、それぞれ就任しましたのでお知らせいたしますという内容です。

 2点質問いたします。

 なぜ公益代表である市議会議員に文書を送付しなかったのかお伺いいたします。

 2つ目は、文書の中にある6月14日に新公益代表委員に会長及び会長代行の選挙の立候補を募ったところとありましたが、今まで種々説明してきたように、立候補を募った事実は全くありません。なぜ事実に反することを書いたのか、明確な御答弁を求めます。今後、このようなことがないように徹底されたいと思います。答弁を求めます。

 今回の質問で、私は部長や課長の個人的な攻撃をしているわけではありません。前任者の課長に前例がどうなっているのか、これを聞けば、こんな問題は起きなかったと思います。今回のことは、市政に緩みがあるから起きたと私は思います。議会の人事に職員の方が特定の議員を指名してきたこと。非公式な場で話し合われたことが決定となり、立候補も募っていないのに募ったとなっていること。送付しなければいけない文書を議員に送付しなかったことなど、問題が多々あります。新しい市政に変わります。議員も職員の方も緊張関係を保ち、地方自治の本旨に基づき、住民の福祉の増進を図るためにお互いに協力し合い、新たな気持ちで市政に臨んでいきたいと思っています。民主的な運営を求めて質問いたしましたので、率直に耳を傾け、答弁していただきたいと思います。

 次に、市民の方から寄せられた要望で、1点質問いたします。

 政策的な質問・要望は、新しい市長が誕生してからのことと考えますので、すぐできる問題を1点質問いたします。それは、武蔵境駅南口の駅周辺の自転車対策です。特にひどくなっているのがイトーヨーカドーの周辺です。ひどいときには、通行するのが1人でやっとというような状況です。イトーヨーカドーの西館の北側、交番の裏側、駅から日本獣医畜産大学の方向に向かう道路などです。どのような目的で駐輪しているのか、市として調査されたことがあるのでしょうか、実態を把握されているのでしょうか、対策についてお伺いいたします。

 イトーヨーカドーの西館の北側は、イトーヨーカドーに買い物に来た自転車が一番多いと思います。イトーヨーカドーと改善策など、話し合われたのかお伺いしたいと思います。企業には、社会的な責任があります。東館の地下の駐輪場があいているときでも、自転車が散乱している状況がたくさんあります。イトーヨーカドーの自転車の誘導員の方がいらっしゃいますが、地下の駐輪場を利用することを促すなど、すぐにできることがあるというように思います。すぐできることから、ぜひとも始めていただき、改善されることを求め、質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

◯助 役(永並 譲君)  私から、国保運協の事務局の対応についてお答えいたします。

 ただいまいろいろ御苦言をいただいたわけでございますが、運協の議事に入る前も、若干これらの点で議事がおくれたというふうにも聞いております。本来、事務局はそれぞれの委員会の運営を手助けし、下支えするという役割でございますので、いろいろ時間がおくれた等の御迷惑があったことについては、私からおわび申し上げたいと思います。ただいま、越権行為であるとか前代未聞とか事実に反するとか、もろもろ御苦言をいただいたわけでございますが、少なくとも事務局に特別な意図はなかったというふうに私も思っておりますので、そのことについては、ぜひよく御理解いただきたいと思います。

 それでは、5点にわたる御質問と思いますので、逐次お答えしたいと思います。

 まず、1点目の職員が指名するのは越権行為ということでございますが、そのようにとらえられたということであれば、それは申しわけないことだと思いますが、少なくとも私もこの間の経緯の事情をいろいろ聞きましたが、職員が指名するというよりも、今までも公益委員の中でお話になって、いろいろその話し合いの中で役員を決めてきたというような経緯の中で、最大与党から出るとか出ないとかいうのは、それはないと思いますので、それは訂正しているということでありますので、事前の調整ということを事務局が行ったというふうに理解しております。事前の調整というのは、例えば経験の長い委員におやりいただくとか、会長になれば議事進行をするわけで、発言の機会がなくなるわけですから、5名の公益委員の中で複数の同一会派の方がいれば、その複数の会派の方にやっていただいて、会派の発言を保障する等のことは、それはあり得ることだということだと思いますし。もちろん、委員の全体の合意を前提として、そういうことをやるわけでございますが、行き違いがあったということについては事実でございますから、今後そういうことのないようにいたしたいと思います。

 次に、今回、会長、会長代行の立候補も募らずに選出したということでございますが、これは先ほども申しましたとおり、従来から公益委員の中で話し合っていただいて、公益委員から選出するというふうに政令でもなっておりますので、そういうことになっていると思うわけですが、その公益委員の方の話し合いが立候補というか、その中で立候補があったのかなというふうに理解しております。事務局に聞きましたら、そのとき事務局は席を外していたということなので、別に事務局の対応が云々ということではないと思います。

 次に、6月15日付の文書でございますか、公益委員の話し合いに基づいて、会長、会長代行が決まったということについての文書が当の公益委員に送付されていないということでございますが、これはその中で話し合っていただいて決まったんで、その事実についてはもちろん把握されているという前提のもとで送付しなかったんだろうと思います。厳密に事務処理上のことで言えば、議員の皆さんにはお知らせしませんとか、そういうのを言うべきだったということであれば、そのとおりだというふうに思います。紙なり郵便代は、なるべく使わない方がいいということで。

 次に、立候補、その他事実がありませんが、なぜ事実に反することを書いたのかということにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、6月における公益委員の方の話し合いの場で立候補があったというふうにとらえております。

 最後の、今後、このようなことがないようにということでございますが、冒頭申し上げましたとおり、委員会のスムーズな運営は、そのように準備するのが事務局の役割でございますから、今回については遺憾に思っておりますので、今後このようなことのないようにいたしたいと思います。

◯市長職務代理者助役(古田土一雄君)  それでは、武蔵境のイトーヨーカドーの西館の北側の自転車対策についての御質問でございますが、議員御指摘のとおり、この周辺につきましては、常にイトーヨーカドーの駐輪場が満車の状況にあるわけでございまして、イトーヨーカドーの利用者と通勤・通学の自転車が合わさって、歩道上に放置自転車が常にある状況になっております。市としても、このような状況を認識しているところでございまして、現在、整理員と言いましょうか、イトーヨーカドーの方には整理員として人を1人出すようにお願いして、現実にやっているところでございます。この地域は、条例に基づく放置禁止区域内でございますので、表示看板等、設置するとともに、指導員による警告札の取りつけなど、駐車禁止の啓発をし、定期的な撤去を行っているところでございますけれども、なかなか追いつかないと、放置が後を絶たないと、こういうのが現状でございます。

 ただ、現在、武蔵境の南口の駐輪場につきましては、定期的に利用いただける利用登録自転車駐車場及び月ぎめの駐輪場は、先ほど言いましたように満車の状態ですけれども、武蔵境の南口の暫定自転車駐車場及び武蔵境駅南口自転車駐車場の一時利用の駐輪場につきましては、まだ空きがあり、また利用希望者に対してもお断りをしているというような状況ではないわけでございます。また、イトーヨーカドーには、東館の東側に条例に基づく付置義務の駐車場も、まだ空きがあると、こういうようなことを聞いております。満車の状況ではないと、こういうことを聞いておりますので、このような状況から、市といたしましても、今後ともイトーヨーカドーにはその旨を申し、よく協議・協力をこれからもお願いするよう働きかけたいなと、こんなふうに考えております。あわせて、市の方としても、駐輪場への誘導、そして自転車撤去等も引き続き推進していきたいと、こんなふうに考えておりますので、御理解のほどお願いいたします。

◯9 番(本間まさよ君)  答弁漏れを指摘いたします。

 国保の運協の問題で、2番目のところで、今回のやり方が正しかったと考えているのか、今後も同じやり方で行うのかということについては、御答弁がありませんでしたので、伺ってから再質問いたします。

◯助 役(永並 譲君)  答弁したつもりでございましたが、再びお答えいたしたいと思います。

 最大与党から云々ということについては、行き違いがあったということで、そのようなことで事前にお話ししたということではないということでありますので、まずは公益委員の中で話し合っていただいて。これは、会長、会長代行については、公益委員の中からというふうに決まっておりますので、その中で話し合っていただいて調整されるというのは、これは当然のことだと思います。

 候補も募らずということで言えば、これは先ほども申し上げたとおり、公益委員の中でお話し合いをしていただいて、その中で手を挙げるなり立候補してもらうという手続、話し合いはやっていただいたというふうに解釈しておりますので、そこら辺については、今後もそういう形でやるということについては、特に御異議はないとは思いますけれども。

◯9 番(本間まさよ君)  では、武蔵境の南口の駐輪問題につきましては、まだ駐輪場があいているのに、西館の方に行きたい方たちは、駅前のところに置いた方が、すぐ入れたりするんで、それで置いているということもあるんだと思うんですね。市の方でもう少しいろいろ細かく調査していただければ、どういう目的でどのように使っているから、そこに置いてあるということがわかると思うんです。だけれども、駐輪場はあいているわけですから、ぜひ誘導員の方に駐輪場に置いてくださいとか、そういうことをすれば、もう少しなくなると。これは、予算もかからなければ、簡単なことなので、ぜひそれをまず最初にやっていただき、今後、できることについては改善していただきたいと思いますので、御答弁いただければ伺いたいと思います。

 2つ目、永並助役にお伺いいたします。私、驚きましたね、こういう答弁が返ってくるとは。間違えたことがあったら、間違えたと素直に認めるべきだと思いますよ。違うことについては、今後は気をつけるとかという発言があっていいと思うんです。前市長、いないんですよ。何かすごい気にしているのかどうか知らないですけれども、今までと全然変わらないですね。今までやってきたことについて、何とか言い逃れしようとしている。私、4つ問題があると思っているんです、今回のことは。

 まず、職員の方が議員に対して、だれだれにやってくださいと。それ、言いましたよね、ちゃんと。私も言われたんだから。それが事前の調整と。事前の調整するのは議員がやるんですよ、職員がやるんじゃないんですよ。そのことについて理解していないんじゃないですか、今の答弁だと。

 1つ目、最大与党にやっていただくというのは聞いていると言われましたけれども、私が聞きましたよ。だれに聞いたんだと、文書があるのかと。部課長の間では、私たちが知らないところでそういう話があるのかと。答えられなかった。そんなことがあっていいと思っているんですか、そういう発言があって。地公法の中だって、職員の方の個人的な思想信条はある。好き嫌いもある。だけれども、職員としては、対等平等に扱うというのは当たり前のことでしょう。そんな最大与党にお願いするなんて発言を、助役の管理下にある職員の方が行ったことについては、それは間違いだったと、そういうように発言するのが当たり前だと私は思いますが、全くそういう発言がない。あなたは、いいと思っているんですか。明確に答弁していただきたいと思います。そのことが1つ目の大きな問題。

 2つ目、事務上の問題として、文書を送付する義務があるんじゃないんですか。その郵送料がかかるなんて、そんなことを言いわけの理由にするなんて、こういうのを前代未聞と言うんですよ。どこの市でそんなことを言う人がいますか。では、郵送料がむだになるんだったら、ポストに入れておきますだっていいじゃないですか。そういう問題じゃないでしょう。では、これから議員に対しては、郵送料がむだになるからって送らないんですか。これは、送付の義務ですよ。そういうことを平気で発言するなんていうのは、許されることじゃないと思いますよ。

 3つ目、文書の中に書いてある立候補を募ったという事実はないんです。聞いていますと言ったけれども、職員の方は私たち議員が懇談会というのをよくやりますよね。議員はわかりますよ。1期目の議員は、まだ各種委員会の選任というのは2回目の経験だから、よくわからないかもしれないんですが、長く議員をやっていれば、ずっと経験していますから、今までも懇談会という形でやってきましたよ。でも、職員の方はそのときいなかったんですよ。何で立候補を募ったというのがわかるんですか。いないにもかかわらず、何でわかるんですか。しかも、立候補というのは、立候補する人がいますか、だれが立候補しますかと聞くんじゃないですか。しかも、国保運協のところだって、他の議員が推せんということはあったけれども、立候補ということについては事実は認めてないですよ。助役は、正確に聞いていないのか、報告は受けているけれども、こういう正式な答弁のときには、市のミスを認めないために言いわけをして、そういう形でやるというのは、私はこういうのを前代未聞と言うんです。そういうことをやるというのは大問題ですよ。これが3つ目。笑っていらっしゃる方は、本当に今、武蔵野市の議会が問題になっているということが理解できてないんですよ。文書を送られなくてもいいと思っているんですか。議員の人事に対して、職員の方が言ってきて、指名されて、いいと思ってるんですか。議員の権能というものが軽視されていることですよ。自分で自分を笑うことですよ、それは。

 4つ目、やり方についても、私は問題があると思っています。このことについては、課長が前任者の方に今までのやり方はどうしていますかと聞けば、まずこういう問題は起きなかった。ところが、自分たちの解釈のもとで、この施行令を解釈したからこういう問題が起きた。だから、私は、部長と課長がいらしたときに、今までの決め方はこうですよとお話ししたんです。理解していただけたと思います。しかし、7月に会長を決めなきゃならないと。このことも、私、後で考えたんですけれども、別に7月に会長をどうしても決めなきゃいけないということはなかったんじゃないかなと思うんですね。というのは、今までも各種委員会のいろいろなことで選任されて多摩地域のところに行きますが、決まっていなくて事務局の方が参加されている市ってありますよ、今までも。そういうことはたくさんありました、私も。だから、別にそのことについて、緊急に新しいやり方をしてまで決める必要もなかったんじゃないかなと、後からは思っています。

 ただ、私は7月に決めなきゃいけないと思ったから、それについては同意したわけですけれども、今回のやり方というのは、全委員の方は知らない中で行われたわけですよ。今までのやり方というのは、もちろん懇談会という形で5人の議員が決めて内定して、それを正式な運協の中で、他の委員から推せんという形で、みんなの合意の中で決めてきた。私、それはそれなりに民主的だと思いますよ。みんなが見ているところで、みんなの合意のもとで決めてきているんだから。だけれども、今回は、私は部長と課長が私の部屋にいらしたときに、そのときにこういう決め方がありますと言ったとき、それは何かと言えば、私たちが決めたことについて、ほかの委員の人も正式なところで決められる、そういうメリットがあると思っているからです。しかし、今回のやり方というのは、議員が5人で、そこで懇談会みたいなところで話したことが正式な決定になると、そういうやり方だったら。しかも郵送すると言いましたよね。でも、その後立候補者がいなかったからという話ですが、立候補は募っていないというのは運協の中でも明らかになっていることですから、間違いは認めて、訂正することは訂正すべきです。ちゃんとした答弁を求めます。

◯助 役(永並 譲君)  再質問でございますが、まず流れから言うと、4番目の問題から答弁した方が流れがわかりやすいと思いますが、今後もこのようなやり方でやるのかというお話ですが、まず前提として、今回、従来とやり方が違ったということは事実です。それは、従来は6月に公益委員の皆さんが各種委員会の割り振りが終わって、国保運協については、例年8月に決算がありますので、それが第1回の運営委員会ということでやっていたようでございます。今回は、1つ事務局が考えたのは、7月に三多摩の会長会があるので、例年出席していなかったけれども、きちっと出席した方がいいということが1点と。6月から8月の間、役員が空席になるので、特に通常、何か諮問は余りしないわけでございますが、緊急の諮問等があった場合は、それは対応するようにした方がいいんで、6月の段階で役員を決めた方がいいというふうに考えたのが大前提でございます。

 本来の厳格な手続からすれば、運営協議会を8月の前にきちっと6月の段階でやって、そこで従来のやり方でやれば、これはよかったんだろうと思いますが、それぞれ委員の皆さん、お忙しい中で、役員については、施行令で公益委員の中から選出するというふうになっておりますので、公益委員の方に相談し、1番の御質問に戻りますけれども、職員が指名したということでございますが、指名なんか職員ができるわけがないんであって、先ほども申したとおり、会長になれば発言する機会もないので、必ずしも皆さんが会長になりたい、なりたいという状況ではないだろうと思ったんだと思いますが、事前に御相談させていただいたと。少なくても、これはあくまでも事前の調整でありまして、例えば異議があるなり、私は立候補したいんだということであれば、それは立候補すればいいことであって、職員が指名したということではまるきりないと思います。

 あと、最大与党からということについても、事務局に確認しましたら、最大与党というお話はしたようでございますが、最大与党から慣例として役員を選出するということではなくて、結果として最大与党の方が多かったようだというようなニュアンスで言ったというふうに私は聞いておりますので……(「うそ」と呼ぶ者あり)うそって言っても、そういうふうに聞いておりますので、必ずしも本間議員の言っているような感触で私は受け取っておりません。

 それと、2番目の改めて文書を送付しなかったということでございますが、これも先ほど言いましたように、公益の委員の中で既に確認された事項を、手続的にきちっと送れということであれば、当然送らなきゃならないわけでありますけれども、周知、既にその中で話し合っていただいて決めたものについて、改めて送付する必要はないというふうに事務局は判断したと。先ほど言いましたとおり、私は送付しないんであれば、送付しなくてよろしいですかという確認をすべきだというふうに思いますが、そこが漏れていたということでございます。

 それと、3点目の募った事実はないということでございますが、これも先ほど言いましたとおり、公益委員の中でお話し合いしていただいて、それは正式の選挙みたいな形で、立候補を募ってどうのこうのという手続じゃなくて、5名の公益委員の方の話し合いの中で、そういう手続はやられたというふうに解釈しております。

◯市長職務代理者助役(古田土一雄君)  議員御指摘のとおり、これからイトーヨーカドーの利用者なのか、あるいは普通の放置された自転車なのか、その辺の実態をよく調査いたしまして、これからの対応を考えていきたいと存じます。よろしくお願いいたします。

◯9 番(本間まさよ君)  永並助役にお伺いいたしますが、先ほど一番最初の答弁で遺憾に思っているとおっしゃいましたが、何に対して遺憾に思っているんですか。再質問や何かに対しては、全く遺憾に思っているというような答弁は出てこないですね。何を一体遺憾に思っているのか。最大与党に会長をと言った部長は、謝ったんですよ。しかし、永並助役は、そういう例もあるというようなことの話にすりかえている。市の代表でいらっしゃるわけですから、その永並助役がこういう発言を職員がしてもいいと、こういう考え方を持っていてもいいと、そういうように思っていらっしゃるんですか、伺いたいと思いますね。

 それから、職員についても、事前の調整じゃありません。こういう方にお願いしたいなんていうことをする必要はないんです。私たち議員が決めるんです。それは、市の職員の仕事じゃない。越権行為というのは、こういうことを指摘しているんです。そのことについても、もう一度伺いますが、助役としていいと思っているんですか。文書を送付しなくても、それは必要ないと思っているんですか。それから、文書に書いてあることが違っていても、それはいいと思っているんですか。このことについて明確な答弁をいただきたいと思っています。これが、これからの武蔵野市の職員の方の考え方で、運営のあり方ということになってきますから、重要な発言ですから、きちっと明確に答弁していただきたい。

◯助 役(永並 譲君)  私は、その場に立ち会っているわけじゃないんで、職員から事情を聞いて、その話の範囲での判断でありますが、少なくとも議員が決める問題を職員が決めるような言い方でお話をしたということではないというふうに聞いておりますし、そういうふうに思っております。

 文書の送付についても、先ほどお答えしたのとまるっきり同じでございますが、あえて厳格なというか、手続的にきちっとみんなそのとおりやれということであれば、そのとおりやるべきでありますが、例えばもう既に周知されたものについて文書を省略するとか、そういう場合は、これはよくあることでございまして。ただ、それをその場で、文書については公益委員以外の方に送付しますが、よろしいですねという確認をしなかったことについては、これは不十分な対応だったというふうに思っております。

 遺憾に思っているということであったが、その後の答弁はそう思っていないんじゃないかということでございますが、冒頭申し上げたとおり、事務局はそれぞれの委員会の運営をスムーズにするための手助けをする役割というのが大きなものでありまして、少なくともこの間、議事がおくれるというようなことがあったということについて、遺憾であったということでございます。
                               
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