●一般質問「吉祥寺を歩いて楽しい、安全で災害に強いまちづくり等について」(2006年3月6日) 梶雅子
◯7 番(梶 雅子君)  今回は、吉祥寺を歩いて楽しい、安全で災害に強いまちづくり等について質問いたしたいと思います。

 市長は、1月に再開されました吉祥寺グランドデザイン委員会で、武蔵野市を市域全体が3つの駅からの徒歩圏におさまってしまうコンパクトなまちととらえ、歩いて楽しいまち武蔵野、歩いて楽しいまち吉祥寺にと提唱し、吉祥寺を家族連れでも安心して楽しく歩けるまちづくりを進めたいとしています。そして、市民が歩くことの効用を5つ挙げました。それは、市民が歩くことでまちの資源を発見し、まちの課題を感じ、まちづくりに関心を持ち、まちづくりが進み、まちがよりよくなり、まちを愛することにつながる。2つ目に、市民が歩くことでまちの防犯・安全につながる。3つ目に、市民が歩くことで市内で買い物をし、商店街が活性化する。4つ目に、市民が歩くことで地域のコミュニケーションが増し、温かなまちになる。5つ目に、市民が歩くことで市民の健康が増進し、医療費などのかからないまちになるの5点でした。

 市長は、歩行者空間を重視した吉祥寺の活性化を進めたいとしています。そこで、今回は、吉祥寺のまちを楽しく歩けて、安全で災害にも強いまちにするために、以下の3点の質問をいたします。

 大きな1点目は、吉祥寺を歩いて楽しいまちづくりのための1つの条件です。

 高齢者・障害者や乳幼児を抱えた市民にとって、まちの中に安心して利用できるトイレがあることはとても重要なことです。私は、公園やまちづくりには公設のしゃれたトイレを初めから計画し、だれもが安心して外出し、楽しめることを願い、大きな公園や利用者の多い公園にはトイレの設置、学校や市の施設のトイレの洋式化、だれでもトイレの増設など、何回も一般質問をしてきました。

 今、吉祥寺駅周辺には、ロンロンやデパートなど大型店が開店している時間帯は、買い物をしていても、ぶらぶら散歩をしていても、お店のトイレを利用することができ、トイレに困ることはありません。しかし、デパートなどが閉店した後、利用できるトイレは井の頭線ガード下のミカレットとハモニカ横丁のトイレだけになります。ハモニカ横丁のトイレは、ハモニカ横丁の商店会祥和会飲食部の所有で、清掃などすべての管理も商店会でしています。夜にハモニカ横丁のお店を利用するお客はもちろんのこと、バス、タクシーの運転手や買い物客も利用しています。今は、男女共同使用のトイレで、利用したくても利用しにくいとのことです。商店会に資金補助をし、男女別に改善し、男性も女性も気兼ねなく利用できるようにすることを求めます。

 大きな2点目に、吉祥寺を安全で災害に強いまちづくりをするためにです。

 東京都防災会議の地震部会は、2月16日、都市直下型地震が起きた場合の被害想定を公表しました。被害想定の見直しは、1997年以来9年ぶりで、3月末までに想定の最終報告をまとめ、それをもとに東京都は2006年度に地域防災計画を見直します。武蔵野市も新たな被害想定に基づく地域防災計画の修正を行うことを市長は施政方針で述べています。17年度に実施した直下型地震の被害想定に基づき、武蔵野市直下で地震が発生した場合に想定される被害状況を把握し、災害対策業務の見直し等、武蔵野市地域防災計画の修正のために709万円の予算も組んでいます。

 今、大きな問題になっているのは、不特定多数の外出者や帰宅困難者への対処の問題です。武蔵野市地域防災計画には、市には事業所、学校や買い物娯楽施設が数多く存在し、日々多くの通勤・通学、買い物客等が流入・滞在しているが、大地震により交通機能等が停止した場合、速やかに自宅に帰ることができない人たちが多数発生し、大きな混乱が予測されるとしています。私は、昨年9月の第3回定例会で、不特定多数の人々の避難誘導責任体制について質問いたしました。答弁した助役は、見直しの作業をしているので、これに盛り込もうと考えているとおっしゃいました。平成12年の地域防災計画時点では、都の被害想定で帰宅困難者は東京都全域で371万人、武蔵野市は約2万7,000人の想定でしたが、都の被害想定の今回の見直しでは392万人とふえています。当然、武蔵野市内の帰宅困難者もふえることが予測されます。

 そこで、1点目に、東京都が東京都石油商業組合やコンビニなどの企業と災害時に飲料水とトイレの提供を支援の内容とする、災害時における帰宅困難者支援に関する協定を締結していることについてです。東京都石油商業組合とは2004年、平成16年8月に災害時における徒歩帰宅者支援に関する協定を締結し、都内のガソリンスタンドの9割を超える店が加入しています。加入ガソリンスタンドにはステッカーが張られており、災害時には、1.徒歩帰宅者に対し、一時休憩所として飲料水及びトイレを提供する。2.徒歩帰宅者に対し、ラジオの音声を流しておくなどのメディアを活用した情報及び地図等による通行可能な道路に関する情報を提供する。3.徒歩帰宅者に対し、簡易な応急手当などを行うほか、必要に応じて休息場所の提供、または救急要請をすることの3点が支援の内容です。

 また、フランチャイズ協会の中の安全対策委員会に属する13社と、災害時における帰宅困難者支援に関する協定は、昨年8月と9月にそれぞれ締結しています。この13社の中にはセブン−イレブン、ファミリーマート、ローソン、エーエム・ピーエム、サンクスなどのコンビニが加盟しており、都内全体では5,621店舗が加入しています。市内でも私がホームページで調べたところ、コンビニだけでも53店舗あり、大部分は吉祥寺駅の周辺にあります。加入店は、入り口に15センチ四方ぐらいの、災害時には徒歩帰宅する皆様を支援します。災害時帰宅支援ステーションという文字の入った黄色地に青のハートに足がついているマークのステッカーを張っています。ステッカーは、私の調べた範囲内では、まだ張られていないコンビニの方が市内では多くありました。支援の内容は、東京都石油商業組合と同じように、1.帰宅困難者に対し、水道水及びトイレを提供すること。2.帰宅困難者に対し、地図等による道路情報、ラジオ等で知り得た通行可能な道路、近隣の避難場所に関する情報等を提供することです。このような制度があることを知っていることは、市民が外出先で災害に遭った場合にもとても役に立つことです。

 そこで、伺います。

 1つは、市は市内でこの協定を結んでいるガソリンスタンド、コンビニなどの現状を把握しているでしょうか。

 2つ目に、市民が災害時にこの制度を利用できるように、防災マップなどに制度のPRをしてください。市の見解を求めます。

 2点目は、看板についてです。突き出し看板や日よけは、大きさや路上からの高さなどに基準がありますが、道路上に置かれている置き看板はどんどん巨大化し、歩行者や自転車に乗っている者にとても危険ですし、景観の上からも好ましくありません。また、道に突き出した看板や置き看板、電柱につけられた看板は、災害のとき落下や倒れることなどで大きな障害になります。現在、市の環境政策課、道路課などでの撤去の努力は十分に認めます。

 市長は、施政方針の基本理念で、広告看板が整理された街並みは、落ち着きが生まれ、控えめでおしゃれなデザインの看板は、品のよい店の雰囲気を伝えますと書いています。災害時を考えて、置き看板の大きさの制限など、考えられることを研究し、実施することについて市の見解を伺います。

 3点目は、軽自動車の消防車の導入を研究する必要についてです。我が市議団の向谷市議が2003年に質問していますが、市川市では狭あい道路だけではなく、交通渋滞や人込みの中、障害物があっても早く目的地に着けるメリットのある車幅1.47メートルという四輪駆動の軽消防車を導入しています。軽消防車は、小さくても1分間に1,200リットルの放水ができるポンプを装備し、ポンプは荷台からおろしても使えます。吉祥寺地域には、狭い道路が多いことにも増して、絶えず渋滞や人込みで混雑しており、小型の軽消防車は初期消火に効果を期待できます。吉祥寺地域の消防団に導入することを関係部署で検討してください。

 4点目は、吉祥寺駅北口の駅前広場に防災広場の機能を持たせることについてです。災害時には、吉祥寺駅の周辺には、吉祥寺に出てきた不特定多数の人々が集中することが予測されます。吉祥寺駅前の広場は、道路としていろいろな制約があるということですが、災害用の簡易トイレをつくり、飲料水や簡易トイレなどの防災用品を備蓄するおしゃれな災害用備蓄倉庫などを備えた防災避難広場の機能を持たせることを実現するために検討していただきたいと思います。市の見解を伺います。

 大きな3点目に、バリアフリーのまちについてです。

 公会堂、本町コミセンは、エレベーターがありません。そのため、高齢者や障害者が利用しにくい状況にあります。吉祥寺の駅から近いため、催し物への参加など、便利なのですが、会議室のある2階や3階まで上がる階段を考えると、参加したくても参加できないという声を数多く聞きます。今、エレベーターの設置の技術は進歩し、建物の外にエレベーターを設置するなど、可能性は大きく広がっています。エレベーターの設置を、つくる方向で検討して、ぜひ研究していただきたいと思います。市の見解を伺います。

 以上、答弁を求め、一般質問を終わります。

◯市 長(邑上守正君)  それでは、梶議員からの御質問にお答えしたいと思います。

 まず、大きな1点目の吉祥寺を歩いて楽しいまちづくりのためにということで、トイレのお話をいただきました。御指摘の内容と同じような趣旨の要望が以前、ハモニカ横丁の有志から市に寄せられたという中で、ハモニカ横丁の内部での調整がつかなかったということで、その改修が実現できなかったというふうにお聞きしております。先ほどお話いただきましたが、トイレがハモニカ横丁の中の商店会のものでありながら、実態的には公衆トイレ的に利用されているということでございますが、男女の仕切りがないというようなこともあって、利用がちょっとしづらいのかなということではございます。ただ、トイレを改善するのは、やはり設置されておられますハモニカ横丁ではないかなと、地元で話をまとめるのが先決ではないかなというふうに思っております。そのことを前提に、トイレが市道の拡幅区域内にも入っておりますので、そのことも念頭に置きながら、今後支援の可能性について検討していきたいというふうに思っております。

 それから、吉祥寺を歩いて楽しいまちづくりの中での大きな2点目で、災害に強いまちづくりということで、16年8月に東京都と東京都石油商業組合と協定を結ばれたと。主に帰宅困難者という対策のための協定でございまして、さらに昨年8月に、これは東京都だけではなくて、首都4都県と4政令市がコンビニの企業と同じような協定を結ばれております。いずれにしましても、その内容は帰宅困難者への飲料水、トイレの提供、情報提供などを支援するというものでございます。

 状況は、ガソリンスタンドにつきましては、ほぼ全スタンドが協定に加盟しているということでございまして、市内では7店舗、これが加盟しているという把握をしてございます。ただし、コンビニの方でございますが、都内の店舗数は約5,600軒ということでございますが、協定に賛同するかどうかは各店舗の意思、任意によるということでございまして、企業側も賛同する店舗名の公表を控えておるようでございまして、都も具体的な店舗の場所とかにつきましては把握していないということでございます。したがって、現時点では、市としてもどのコンビニが協定を締結されたかについては把握してございません。東京都にもお話をお聞きしましたところ、まだ昨年8月スタートの段階でございますので、普及啓発の段階ではないかなということと、先ほど言いましたけれども、コンビニはあくまで各店舗の意思に基づくということでありますので、協力いただきたいというのは私も思いますが、現時点で市が独自に交渉等をするのは、ちょっとまだ早いのではないかなという気もしております。協定締結の推移を見ながら、コンビニだけとは限りませんが、災害時の各店舗への協力要請、これをぜひ研究・検討していきたいなというふうに考えます。

 次に、広告看板物の件でございますが、非常にまち並みを乱すということと、それから安全上、非常に心配であるというようなこともございまして、私もこれからのまちづくりで広告看板の規制誘導等については強く進めていくべきではないかなという考えを持ってございますが、何分にも、広告看板につきましては東京都屋外広告物条例に基づく規制でございまして、市が独自に基準を設けることができないというのが今までの判断でございます。

 しかし、今後、景観行政団体という認定を受けますと、広告物についても基準をつくることができる。景観計画区域の景観計画を定めていくと、その中にある程度の広告物の基準もできるということと、さらには、これはなかなか導入は困難な面も、大変な面もございますが、屋外広告物条例自体を市が制定することも可能となってきます。景観行政団体になるとという前提でございますが。そういうこともこれから研究していかなければいけませんが、いずれにしましてもきめ細かなまちづくりを進めるためには、景観形成の中で広告物というものをとらまえてコントロールしていくべきだという考えでございます。

 続きまして、軽消防車でございますが、現在では東京消防庁では通報から5分以内で現場に到着できることになっておりまして、仮に狭あい道路でポンプ車が近寄れない状況でも、消火栓から水利をとり、ポンプ車からホースを延ばし、放水できるようになっております。現在、東京23区内の消防団では、消防庁が購入した可搬ポンプ、これを搭載できるような軽消防車をポンプ車のかわりに配備していますが、消防用というよりか、震災対策用と位置づけがあるようでございます。これは、もともと消防団が持つ可搬ポンプを有効に活用できるよう、搭載可能な軽自動車を配備したものというふうに聞いております。

 軽消防車は小型ですので、機動力はありますが、大規模な火災、これにおきましては消火能力の面ではかなり落ちるのではないかなということでございまして、例えば市川市の軽消防車の例で申し上げますと、1分間に1,200リットルという放水。本市の消防団のポンプ車ですと、1分間に2,000リットルの放水ということで、現有の消防ポンプ車の方がかなり機能的にはすぐれているという現状もございます。また、その消防団に別途配備するのは、詰所、それほどゆとりがございませんで、なかなかスペース的にも結構厳しいのかなということもあります。さらに、消防団のポンプ車自体も少し古くなってきたものもございますので、どちらかというと消防団のポンプ車の更新を優先して考えていったらどうかなということでございます。

 それから、次に、駅前広場に防災広場をということでございますが、駅前広場に災害用備蓄倉庫を設置するということも帰宅困難者対策の一つともとらえますが、いろいろな面から検討していってもいいのかなと。防犯上、管理上の問題もありましょうし、あるいはまちの観点からも、美観の観点からもいろいろありましょうし、あるいは災害用トイレというのも必要かなということも含めて、検討が必要ではないかなというふうに思います。来年度、地域防災計画を修正いたしますので、その中で研究していければというふうに考えております。

 それから、最後に、バリアフリーのまちにという中で、公会堂、それと本町コミセンのエレベーター設置ということでございますが、公会堂につきましてはなかなか今までは検討もあったわけでございますが、エレベーター設置に伴ういろいろな部屋の改造だとか変更だとか、これが大規模な見直しを行わなければいけないというようなことになるということで、なかなか実現化されていない。したがいまして、多額の費用が必要とされてくるのかなということでございます。ただ、今後はエレベーターというのは非常に大切なものだと考えておりますので、設置の可能性については検討していきたいというふうに考えております。

 本町コミセンについては、具体的に今までも検討してきましたが、敷地が狭い上に、敷地に対して建物がかなりぎりぎりに建っているというようなこと。それから、玄関前の道路、これは拡幅計画があるということで、さらにセットバックの必要性もあるということから、物理的にエレベーターの増設は残念ながら困難というふうに判断しております。

◯7 番(梶 雅子君)  ハモニカ横丁のトイレなんですけれども、今までのすごい複雑な情勢は重々知っているんです。これは、調べただけでも、平成3年、1991年のころからいろいろな議員が何度も何度も言っていまして、先ほど言いましたように、商店会の中のまとまりがなくて、なかなかできなかったというのもあるんですけれども、今回は何せぜひやってほしいと、地元で何とかまとめるからと言われてもいます。地元で話をまとめるのが先だと言いますけれども、ぜひその辺を吉祥寺のまちづくりの方たちと商店会の方たちと話し合って。それで今、管理もこの商店会祥和会でやっているので、管理・維持の清掃や何かだけでも商店会で大変で、とても改善まではなかなかできないので、ぜひそれを市の補助でできたらというのがあったりするものですから。私も、ハモニカ横丁を夜に利用する方なものですから、後ろに場所が自転車置き場になっていて、ちょっと場所があるんですよね。そこから女性のトイレの方に入ってしまうようにすれば、完全に変えられるという案でできないかと具体的な案も今、商店会の人、出していたりします。これは支援の可能性を検討していきたいと言われましたので、ぜひここのところはもう一回話し合っていただきたいと思うので、その方向で努力していただけるかどうか伺います。

 2点目の帰宅困難者の支援なんですけれども、確かに私もコンビニの方がすごくあるんで、ああと思ったら、ファミリーマートなんかは案外どこの店も張ってあったり、スリーエフも張ってあったりして。ところが、張ってあるところも、確かに店長は、ああ、張りましたと言ったけれども、店員は知らないとかで、まだまだ知られていないということがあるんですけれども、武蔵野市の人が今度、外に行ったときには、こういう制度があるというのは、この間、雪の中に新宿から徒歩で帰る訓練をしたときに、武蔵野市の場合は杉並区の区役所の次が、井口家の門のところが、ちょうどそういう支援の場所になっていて、そこへ皆さん、日赤の奉仕団の方もあの雪の日に待っていたんだそうですけれども。そういうときに、こういう制度があるんだよというのを知っていることと知っていないということは大違いなので、特に、ガソリンスタンドは相当徹底しているみたいなので、そういう制度があって飲料水がもらえるとか、それから情報がもらえるというのがもっと大きいことだと思いますので、こういう制度そのもののPRもぜひやっていただきたいなと思うので、そこは市でできることではないかと思いますので、お願いします。

 それから、看板は今、市長、おっしゃったように、景観条例とか武蔵野市まちづくり条例と両方考えていらっしゃるので、その中で何とかやっていただきたいというのと。吉祥寺東部まちづくり協議会の方たちがお正月のときも言われたんですけれども、安心・安全なまちづくりというのでやったとき、置き看板が一番すごい問題になって、特にそれが夜になると風俗のお店の大きなのが出てきて。市の方は、確かにとっているんだそうです。2週間に1回、とって返ってくると、もう出ていると言われて、それをとった後は6カ月間保管しておかなくちゃならなくて、その保管の置き場も私、見てきたんですけれども、努力していることは認めるんです。でも、今、本当にこれ、やっていかないと不動産の置き看板は、不動産のお店がビルの3階、4階にあると本当に大きいのが歩道に出ていて、歩道の半分を三越前なんかふさいでいるんですよね。ああいう大きいのを出すのを許されるということで、どんどん巨大化されちゃうんじゃないかというふうに見ている方たちも、いわゆる三越裏の人たちは言っていますので、景観条例のときに景観計画を定めることが、それで屋外広告条例も、それが武蔵野市でできるんだったら、市長がおっしゃっているような品のよい雰囲気の。

 それで、全部なくしちゃうとまちがさびれて、また中小企業のお店なんかも、どこにお店があるのかわからなくなったりして、代官山かどこかがそれをやったら、余りにも寂しくてだめだったという条例もあるそうですので、適当な大きさで、なおかつ品位のあるというようなのをこの際、武蔵野市らしいやり方で考えられないかということを改めて提案したいと思います。

 それから、軽自動車はあくまでも大火災のは言っていないで、初期消火で消すということが一番大切なので、それにはすごく威力があるということなのと。私が心配するのは、吉祥寺の駅が災害になったときには、そういう不特定多数の人が物すごくいて、大きな消防車は動くのがなかなか無理じゃないかというときに、軽自動車というのはいいかなと思いまして、こういう提案なんですけれども、ぜひその辺も今後考えていくことの検討課題にしていただきたいと思います。

 駅前は、研究していけばと考えているということで、あそこは道路のことでいろいろな規制が今まであったみたいなんですけれども、あそこをあのままにしておくのは本当にもったいないので、ぜひ防災広場を。災害があったときには、あそことか、それから公会堂の空き地には人が集まってこざるを得なくなると思いますので、そういうときの場所として備蓄も考え、また避難もできるような広場に考えていただきたいと思います。

 それから、バリアフリーについては本町は、ちょうど玄関のところをちょっと変えれば、セットバックしなければ、今のところにできる可能性はあるというのを言われていたものですから。確かに道をセットバックしたら空間がなくなってしまうんです。でも、あそこは3階がいすの会議室なんですよ。2階は和室です。このごろ高齢者の方、座るのが困難な方が多いので、3階の会議室の利用者が多くて、3階まで上がるのがとても大変だとおっしゃるのと。それから、公会堂の階段は階段そのものが高くて、あそこも上がっていくのがきついということがあるので、もしエレベーターが困難な場合は、エレベーターにかわる何かを考えることはできないのでしょうか。

◯市 長(邑上守正君)  まず、ハモニカ横丁のトイレの検討につきましては、トイレ改善の支援の可能性、これはやはり検討を進めていきたいというふうに思います。

 それから、災害協定の話でございますが、東京都のいろいろな施策につきましても、市内にあるものについては把握・整理していくべきかなというふうに思いますので、今後、制度についてのPR等も検討していきたいというふうに思います。

 置き看板の問題は、路上にあるものはすべて違法でございますので、取り締まりを今後とも、今でもしておりますが、強化していきたいというふうに思いますし、それから広告物もすべてをなくすということではなくて、ある一定の効果もございますので、どちらかというと魅力ある広告を出してもいいのではないかな。広告景観というような考え方もございますので、そういう視点でもとらまえていきたいというふうに思います。

 それから、軽消防車については、確かにそういう効果もあろうかと思いますが、消防の仕組みについては消防庁ともいろいろ協議して、どのような消防力の強化が可能なのかについては、これからの研究課題かというふうに思います。

 本町コミセンについては、現施設をそのまま利用するという中では、従来のエレベーターの設置はなかなか困難であるという判断でありますが、例えば室内で特殊なリフト、階段に座って上るようなやつもありますので、そういうことも含めてこれからの研究課題かなというふうに思います。
                               
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