●一般質問「安心して歩けるパークロードにするために等について」(2007年3月1日) 梶雅子
◯7 番(梶 雅子君)  今回は、安心して歩けるパークロードにするためにと、粗大ごみの収集方法の改善についての2点について質問いたします。

 1点目は、安心して歩けるパークロードにするために質問いたします。

 吉祥寺駅南口駅前のパークロードは、人通りが激しい上にバスがひっきりなしに通り、置き看板も多く、夜になると客引きも多いなど、とても安心して歩ける道路ではありません。朝は、6時ごろからバスが通り、7時、8時台は、通勤・通学の歩行者が多いところをバスがひっきりなしに進入し、家族の人を送迎する自家用車や荷さばきのトラックも進入するなど、歩行者にとってとても危険な道路です。また、バスを通行させるため、バス会社の整理員がパークロードに3人も配置され、笛を鳴らすため、住んでいる住民はうるさくてかなわないと言っています。日中は荷さばきの車が駐車し、バスが通ると歩行者はよけるのに何度も立ちどまらなければならず、安心して歩ける状態ではありません。夜になると、置き看板が道路に張り出し、飲食店などの利用客が多くなり、グループで騒いでいたり、道路に座り込んでいたり、客引きもたくさん出てくるなど、家族連れで歩ける道路ではありません。

 パークロードは、井の頭公園への玄関口です。既に電線類は地中化されています。歩行者道路にしてゆっくり歩けるような魅力ある道路になったら、商店街も特色のあるものになるはずです。2007年度予算に、吉祥寺駅南北自由通路整備計画予算が組まれています。回遊性を向上させ、南口に来た人や井の頭公園に行く人を考えると、パークロードを歩行者専用道路にすることは、歩いて楽しいまちにするための条件です。

 そこで、質問いたします。

 1点目に、南口駅前は、バスの降車客、JRや井の頭線の乗降客、井の頭公園に行く人、買い物客などでいつも混雑していますが、週末の土曜日、日曜日の混雑は特にすごいものです。そこにバスが乗り入れているのは、いつ事故が起こってもおかしくない状態です。週末の土曜日、日曜日の日中は、バスの乗り入れを中止し、パークロードを歩行者専用にすることをバス会社と協議し、実施するように求めます。市の見解を伺います。なお、通告書には、パークロードへの乗り入れを花見のころはやめていると書きましたが、これは地元の商店の方は、実際には混んでいて入っていないということでしたけれども、小田急の事務所では普通と同じだと言われましたので、そこは定かでないので取りやめています。

 2点目に、パークロードは路上の置き看板の多い地域です。市の規制は難しく、市の撤去の努力は認めます。前回の2006年第1回定例会で私の質問に市長は、景観行政団体という認定を受けると、広告物についても基準をつくることができる。いずれにしても、きめ細かなまちづくりを進めるためには、景観形成の中で広告物というものをとらまえてコントロールしていくべきだという考えだと答弁しています。今回も他の議員の方の質問に同じように答弁しています。

 八王子市は、新年度から違法な置き看板を八王子市生活の安全条例に、安全・安心に関する条例を今期の3月定例市議会に改正し、規制します。

 千代田区は、安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例を平成14年6月に制定し、この条例で路上禁煙地区の指定、たばこの吸殻、置き看板等の放置、落書き、放置自転車、違法駐車などを規制しています。千代田区の条例のねらいと特色は、1点目に、地域全体での取り組みで、自治の原点に立ち返った住民参加型の条例であること。2点目に、重点地区の指定をしていること。重点地区は、路上禁煙地区、環境美化・浄化推進モデル地区、違法駐車等防止重点地区の3種類があり、自転車や看板は歩行障害となる路上放置物として環境美化・浄化推進モデル地区で規制します。3点目に、人々の行動を変える強いきっかけ、あくまでモラル向上の手段として、罰則の適用があることです。条例では、路上禁煙地区での喫煙や吸殻のポイ捨てをした場合、環境美化・浄化モデル地区での置き看板などの路上障害物により、明らかな通行の障害や危険がある場合などには、2万円以下の行政罰である過料を罰則として適用しています。このため、休日や夜間を含む毎日、巡回パトロールを行っています。専任組織として、平成14年9月に6名の担当チームを設置、平成15年度に環境土木部に生活環境課を新設し、条例担当職員は、現在、非常勤16名、再任用職員3名を含む40名体制で取り組んでいます。

 武蔵野市では、どのような方法で置き看板の規制の抜本的方法を研究・検討するのか、市の見解を伺います。

 3点目に、道路の傷みがひどく、道路に凹凸のひどいところがあります。パークロード全体の改修計画はあるのか伺います。

 4点目に、パークロードへのマナーポイントの設置は懸案になっていますが、場所がないということで設置できていません。何か工夫できないものか、今後の計画を伺います。

 5点目に、暫定広場、都市計画道路3・3・14号南口広場の計画は、平成11年8月に事業計画、平成12年12月に都市計画決定、平成16年には広場築造工事予定でした。市長は施政方針で、吉祥寺駅南口の都市計画道路3・3・14号線(南口駅前広場)事業につきましては、用地買収に向け、引き続き粘り強い交渉を進めてまいりますと述べています。私は、この暫定広場の件では何回も質問してきましたが、2002年、平成14年に質問したときの用地買収の進捗率は19.2%、昨日の他の議員への答弁で現在の進捗率は21.6%です。都市計画の網がかかって、既に7年になります。地権者やテナントの方々は、計画が進まない中で将来の生活設計もままならず、困っています。また、年々、年をとるので、将来の不安も大きくなっていくと訴えています。今後の具体的な進行予定はどうなっているのかを伺います。

 大きな2点目に、粗大ごみの収集方法の改善について質問いたします。

 武蔵野市は、2004年、平成16年10月に家庭ごみの有料化、戸別収集を開始し、1年目は減少しましたが、2年目は私たち日本共産党武蔵野市議団が指摘していたとおり、増加に転じました。武蔵野市の家庭ごみ排出量は、1日1人当たり763.8グラムで、多摩26市中7番目に多く、隣接する市の中では最も多くなっています。このような状況の改善に向け、今、市では武蔵野ごみチャレンジ700グラムをテーマに、1日1人当たりのごみ量を700グラム以下とするため、ごみ減量キャンペーンを実施しています。2月25日には、ごみ減量フェスタを開催するなど、ごみの減量に向け、取り組んでいます。

 家庭から出る粗大ごみは、総量としてはふえていませんが、3月、4月は引っ越しの多い季節です。今回は、家庭から出る粗大ごみについて質問いたします。家庭から出る粗大ごみは、原則として自治体が処分するのがルールとなっています。無許可業者の回収した粗大ごみが民間処分場に持ち込まれたり、沼などに不法投棄されたりして問題になっている自治体もあります。ごみが資源として海外に持ち出され、他国で問題になるなど、環境行政にとっても問題になっています。

 便利屋と称して、家具などの粗大ごみを家庭から回収する民間業者が多くなっています。何でも引き取ります。無料で引き取りますと、トラックが宣伝して回っていたので頼んだら、室内から運ぶのは有料だと言われた等の不満がありますが、そんなに高額ではなかったので、既にトラックに乗せられてしまっているので、いつか処分したかったが、自分では運び出せなかったのでなどの理由があり、苦情の申し入れはしなかったという友人が私の周りでも多くいます。反面、自分で運ぶのが無理な人や、休日や夜間でも引き取りに来てくれるなど、便利な面もあり、利用している市民もたくさんいると思われます。

 粗大ごみは、廃棄物処理法では一般廃棄物に含まれ、市が収集、運搬、処分を行うのが原則です。民間業者は、市町村長の許可や委託がなければできないことになっています。廃棄物収集の許可がない業者や自治体の委託を受けていない業者の回収は、原則として違法です。武蔵野市では、ごみ便利帳の55ページにあるように、29業者に許可を出しています。足立区では、昨年度から粗大ごみの土日回収を始めたところ、日曜日の依頼が平日を数十件、上回っているそうです。

 そこで、質問いたします。市民が粗大ごみをどのように処分しているのか、市内の実態を把握しているのかを伺います。

 2点目に、市民には粗大ごみ回収業者が許可を持っている業者か、許可のない業者かはわかりません。トラブルの相談は来ていないかを伺います。

 3点目に、ごみ便利帳の粗大ごみ収集手順には、2階以上の方は1階までおろしておいてくださいとなっています。私もマンションの12階に住んでいるため、大きな家具の処分などに、今まで何回かチラシで見た民間業者に回収を頼んだことがあります。シルバー人材センターでは、屋外の場所まで運ぶのが無理な人のために粗大ごみの運び出しをしてくれることを、今回この質問のために調べてみて初めて知りましたが、知らない市民が多いと思われます。市のごみの便利帳にも載っていませんでした。ごみの減量のためにも、物を大切にするためにも、使用可能な家具などはシルバー人材センターリサイクル作業所へ、家庭から出る粗大ごみは市の収集利用を徹底させるべきだと思います。ごみの便利帳にPRするなどして、また足立区の土日回収のように、市の粗大ごみの回収方法を利用しやすいように改善することについて、市の見解を伺います。

 以上で一般質問を終わります。

◯市 長(邑上守正君)  それでは、梶議員の御質問にお答えしてまいります。

 まず、パークロードに関する御質問でございますが、確かにパークロードというのは、人と、それからバスと、それから看板等が非常に混乱しているかなというふうに思っていまして、この問題は地元の商店街からも課題として寄せられていますし、タウンミーティングを吉祥寺地区でやるたびに、この問題も市民の皆さんから指摘されております。

 まず、1点目のバスを何とか迂回するようなことをして歩行者専用道路にしていけないかどうかということでございますが、本来、あの道の交通規制から申しますと、一方通行であるということと、終日の車両通行禁止ですので、一般車両は入れないという状況ではございます。ただ、路線バス、ないし居住者の車、それから貨物等については通行可ということになっておりますが、とりわけバスの台数が多いものですから、今、課題としては、言われたような形で、バスをいかに減らしていくかということが必要ではないかなというふうに思っております。

 しかし、根本的にあそこにバスを通らせないということにつきましては、今、南口の、後ほどお答えしますが、暫定広場のきちんとした交通広場をつくらないと、この問題解決にはなかなかならないのではないかなというふうに思っております。一部、夜間におきましては、バスをパークロードに入れないで、井の頭通りをそのまま走って、そしてガード下のバス停でおろすといったような取り組みもやられているわけでございまして、これは夜間だけじゃなくて、花見の期間も小田急バスは実施されているということでございます。ことしも3月23日から4月8日に予定されているようでございますが、時期はどうなるかわかりませんけれども、そういう花見の客が集中する時期にバスを迂回させるという取り組みがされているようでございます。ただ、それはあくまで夜間の、交通がやや減少した状況下でやられているので、平常、日常、日中、これをすべて広げるということについては、なかなか難しいのではないかなというふうに思っておりますが、まずはパークロードに入るバスの台数をできるだけ少なくしていくという工夫は、これからバス会社と協力して協議していきたいなというふうに思っております。

 次に、看板の問題、これもパークロードの大きな課題の1つかなというふうに思っておりまして、この間、議会でも何人かの方から御質問を受けておりますし、この問題も市民の方からもいつも御指摘いただく課題でございまして、1つは、ルールを守っていただけば、実はかなりの看板が路上から撤去されるはずなんですが、なかなかそのルールをお守りいただけないという状況もございますので、これは厳しくルールをお守りいただくということで、取り締まり指導等を強化していくというのが、まず第1に必要ではないかなというふうに思っております。

 その上で、もう少し厳しく規制強化をしていくためのルールづくりという中で、御紹介いただきましたけれども、八王子市では、安全・安心の面から、条例の中に置き看板の撤去という形で設けられているということでございますが、武蔵野市としては、そういうやり方もあるかもしれませんが、現在のところ、これから景観計画、景観条例等を検討していく中で、看板もその対象として考えていくんだということで検討していきたいなというふうに思いますが、八王子市がこれからスタートするということでございますので、その効果も伺いながら、武蔵野市にふさわしいルールづくり、制度づくりについて検討を進めていきたいなというふうに思います。

 続いて、道路そのものの傷みがひどいということでございまして、確かに歩いてみますと、少し損傷が激しい箇所もあるのかなというふうに思っております。1月にも劣化の進んだ箇所を部分補修しております。今後の全面改修につきましては、かなり大がかりな工事になりますので、来年度中に地下埋設の補修・改修を必要とする企業に呼びかけをして、平成20年度、21年度中に先行工事を実施していただいた上、その後、全面改修工事を行っていきたいというふうに考えております。

 続いて、マナーポイント、これもなかなか設置場所がないということで、場所の選定に苦慮しているところでございますが、幾つかの商業者の敷地にお願いした経過もございますが、断られてしまったということもございますが、さらにマナーポイントの必要性を説明いたしながら、敷地提供いただく方をこれから探していきたいなというふうに思っております。

 それから、暫定広場の計画については、これも何度かお答えしている件でございますが、土地買収等がなかなか進んでいないということでございますが、現在、市の案としては、青空の広場、交通広場ということを予定してございますので、それの理解を得ていくということで、粘り強く引き続き交渉していくとともに、広場を含めた全体のまちづくりのビジョンをいま一度整理する必要があるかなというふうに思っておりまして、それを検討しながら、かつ広場の築造に向けて努力していきたいというふうに考えております。

 続きまして、大きな2点目で、粗大ごみの収集方法の改善についてということで、1点目のお尋ねは、粗大ごみの回収方法の周知の仕方等でございますが、これは市報等あるいは便利帳等でお示しをしてございますし、お問い合わせがあった時点では、市の粗大ごみ受付センターに申し込むように説明しております。

 それから、便利屋等の回収業者がいるということは承知しておりますけれども、業者数等は現状では把握できておりません。ただ、これらの業者に対する消費者相談あるいはごみ総合対策課への相談は、現在のところ来ていないという状況でございます。今後、どのように指導していくのかということでございますが、便利屋等の回収業者等に関する指導は、現状が把握できていないので、なかなかダイレクトに指導ということまでにはいきませんが、そういう業者で使えそうな粗大ごみだとか、古紙を無断で持ち去るということが昨年多く発生したということでございまして、そのときには警察と連携して監視して検挙・指導したことによりまして、これらに関する相談等は減少しているということでございます。

 それから、粗大ごみの回収方法をもっと利用しやすいようにということで、御案内のとおり、シルバー人材センターの方で粗大ごみの運び出し作業、これは有料でございますが──しておりますが、この事業についてなかなか知られていないということでございますので、今後、シルバー人材センターとも協議しまして、より効果的なPR方法を検討していきたいなというふうに思います。

◯7 番(梶 雅子君)  まず、パークロードの歩行者専用道路なんですけれども、お花見のときは夕方6時ごろからは入らなくしている、ふだんも7時過ぎには入らなくしているというのは、先ほどちょっと言ったんですけれども、三角地帯に入ってくるところに近い商店の方が言っているのは、本当にお花見のすごい混んでいるときにはバスが入ってこないよというのは、入ってこないんじゃなくて、来られないほど人がいるということと。それから、お花見のころ、特に夜は酔っぱらいがすごくて、バスが入ってきたらそれこそバスの接触事故が起きてしまうなどがあって、バスの運転手もふだんでも注意して走らないといけない地域だというのは前から言われているので、危ないから入ってこられないぐらいなんですね。

 それで、今、土日、とても人が多いのと、丸井の先の七井通りの商店街が特色ある商店街で若い人がいっぱいいたり、それから、公園にじかにおりて、野外音楽堂に行ける道ができたりしていますので、夜も意外と若い人たちがたくさんいたりして、あそこは井の頭公園に行ったり、いろいろなお店、また飲み屋も若者向きのものがあったりして、とても利用されていると思うんですけれども。あそこを歩行者専用にしないのは、今でも京王のバスとか、小田急のバスでも、何路線かは北口のところに、成田に行くバスの手前に降車場があるんですね。ただし、そこに全部行けないほど、あそこは朝、本当にすごいんです。私も朝宣であそこに立っていると、バスがひっきりなしにとまりますので、確かにすごいバスの量だと思うんですけれども。それで見ていると、歩く人が大変で、それを制止するためにピーピー、本当にすごく鳴らしているんですよね。あそこのお店の人たちで住んでいる方は、言わないけれども、大変な我慢をしていると言うんですね。朝早くからピーピーやられて、あと夜もやられてということなんですけれども。

 一番最初には、北口に駅前広場が整備されたら、そちらにこっちの降車場は全部行くという話もあったというんですね。だけれども、今、羽田と成田へ行く前のところに1つ降車場があるだけなんですけれども、何とかもう1つ降車場を考えるとかして、パークロードを考えるというのはできないものかが1点です。少なくとも、そういう努力、これからグランドデザインのときに考えていただきたいのが1点です。

 それから、置き看板なんですけれども、私が抜本的研究と言うのは、八王子市の例のような安全生活の方でいくのか、それとも市長のおっしゃっているような景観条例、どっちの方法でいくのか。千代田区をなぜ詳しく言ったかというと、千代田区はその中間ぐらいかなと。いわゆる管理しているところは、土木が一番最初にやっていて、そこに生活環境課をつくって。ただし、罰則までやるから、40人体制で夜もパトロールしているし、きちっと罰則があるだけのことをやっているわけですね。そうすると、武蔵野市は今、置き看板、それなりに市の撤去をやっていると言っても、夜になると出されてしまうというのがあったりするので、この辺、本当に抜本的にするにはどうしたらいいか。市の置き看板とか放置自転車とかすべてのことを、安心して歩くために、そういう路上に置いてあるものは取り締まるというところで、いけないんだ、ルール違反なんだということでやっていくということで、どう考えるか、市の方向をぜひ考えていただきたいと思って出したんですけれども、どっちで考えていって、ルールづくりまでするときに、どういうものが武蔵野市にふさわしいのかということをどう考えていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。

 それから、暫定広場なんですけれども、平成11年のころに網がかかって、私、何回かそのころから質問しているんですけれども、さっき言ったみたいに、進捗率は本当に少なくて、それもどこができているかというと、道路の部分だけなんですよね。それで、具体的にどういう努力をなされているのか。あそこの地権者の方、ここのところは市の方は来ないよと言っているんですけれども、どういう努力をしているのかということが1点と。

 それから、今後どう取り組むかということで、この3月1日のきょうの市報のグランドデザインのところには、吉祥寺グランドデザインの実現に向けてというので、今後取り組むべき施策の中に南口周辺地区の駅前広場整備となっているんですよね。それが、1つは、早急に取り組むべき重要施策となっているわけですけれども、今後取り組むべき施策に入っていると、もうこれはいつのことになるかという感じで、こういうのを見ると、あのころはすぐやるからと言うので強引に網をかけられたのに、7年たって何もなくて、また今後取り組むべきじゃ、いつになるかわからない。最初から10年はかかるわよねと言っていたら、やはりかかってしまうじゃないのという、また市に対する不信感が出てきてしまうと思うんですね。

 都市計画の網をかけたのは、前市長のある意味で強引なやり方でやってしまったんですけれども、1回かかった都市計画をどういうふうにやっていくかということでは、今いろいろな問題が出ていて、吉祥寺の周りの地下化とか、市長も今おっしゃったけれども、ここは青空広場にしていくというのがあるので、広場にするという計画そのものの検討とか、それからグランドデザインとか地下化とか、いろいろなことを考えて、この道路は今後どうするのか、きちっとした市の方向を出してやらないと、あそこの地権者の方やテナントの方というのは、ずっと毎日生活していて、商売していて、具体的な悩みは本当に大きいんですよね。3階をテナントに貸そうと思ったけれども、あのころはすぐだと思ったから貸さなかったら、もう7年もたったとか、改築したいと思ったけれどもというのが、結局やっていないんですよね。

 だから、またこのままずっとやるというのがあるので、きちっとした方策を出して、その辺の御理解を地権者に求める、そこも一緒にやっていただきたい。だから、本当にやるんだったら、具体的に代替地がどうなっているのか、どういう努力をしているのか、きちんとやってほしいし、それから全体のことを考えたらどうなるのかというのも、市が本当に真剣に考えていただきたいと思うんですけれども。住んでいらっしゃって、毎日商売している方ですので、ぜひ真剣に考えていただきたいと思います。

 それから、粗大ごみの方は、私も実は何度か使って、これを調べていろいろわかって、自分で細かくできることは細かくして、40リットルまでのごみ袋に入れば捨てられるという努力はしているんですけれども、これから引っ越しの季節ですので、粗大ごみの出し方も、なるべく使えるものは市のシルバー人材センターでやれば、また再利用できるんだよということもPRしていただきたいと思いますので、その努力を市の方もしているとは思いますけれども、もう少し努力してわかりやすくしていただけたらと思います。

◯市 長(邑上守正君)  バスの件で少しデータがありますのでお示ししますと、吉祥寺駅南口系統のバスの総数が、平日で申しますと707台あるそうです。そのうちパークロードを経由する便が441台、パークロードを経由しない便が266台あるということで、結構な割合でパークロード内を通過しているという実態がございます。ですので、この本数を見ましても、すぐに全部ほかに回すというのはなかなか難しいというふうに思いますが、どのような工夫が可能なのか。夜間だけでなくて、ひょっとしたら日中の交通環境が悪くならないような時間帯がほかにあるのかどうか、その辺も含めて、もう少し条件を整理して、関係機関とも協議して、なるべくパークロードの中にバスが通らないような工夫について検討していきたいなというふうに思います。

 置き看板については、これはなかなか難しい問題でありまして、現在路上にあるものであれば、これは違法でありますから、撤去をしていただけるわけでございます。ただ、それを御存じでもなかなか守っていただけないというのが現状ではないかな。つまり、ルールがあってもなかなか守っていただけないということなので、これをどういうふうに普及啓発していくのか、違反是正をしていくのかといったような取り組みが大切ではないかなというふうに思っておりますので、日ごろからパトロール強化をして、協力をお願いしていくというやり方がすぐに考えられることで、3月においても、そういう撤去のパトロール強化日を決めておりますけれども、そういう積み重ねをしていくということと。

 それから、さらに、そういうルール化をもう少し強化していくんだ、規制を強化していくんだということの中で、屋外広告物条例に基づく屋外広告物そのもののルールがよろしいのか、あるいは安全生活の面でのルールがよろしいのか、これはさまざまな先行事例もあるというふうに思いますので、それを見ながら武蔵野市らしいというふうな形でルール化ができたらなというふうに思っております。さらに、武蔵野市らしいということであれば、景観的な面も加味したような誘導もあわせてすべきだというふうに思っておりますので、その面からも、景観の中でも、必ず広告物については対象として取り組んでいくべきだというふうには思っております。

 それから、暫定広場の件は、確かに地権者への理解・協力が進んでいないという状況ではございますが、繰り返しお願いしておりますが、今後とも吉祥寺グランドデザインができたということもありますので、それをもとに、今後、南口広場について大いに整備を進めていくということを再度確認させていただいて、その内容も理解いただくということとともに、やはり広場だけの話じゃなくて、南口全体のまちづくりのビジョンを描きながら、地権者の方にも理解・協力を図っていきたいなというふうに思っております。

 粗大ごみに関しましては、便利帳等でもその出し方あるいは使い方等を示してございますが、さらにごみとしてだけではなくて、先ほど梶議員がおっしゃっていただいたように、リサイクルができるものは大いにリサイクルしていただくということが、ごみの総合的な総量の減少にもなりますので、それを含めて大いにPRをしていきたいなというふうに思います。

◯7 番(梶 雅子君)  土日の日中だけでも歩行者専用道路にする方向で、ぜひ強く話し合っていただきたいと思います。というのは、先ほど言ったように、土日はバスの便も少ないはずですし、それから昼間でしたら利用客もそんなに多くないと思いますので、回すことが考えられると思いますので、まず週末の土日の日中を歩行者専用道路にという方向で、一番最初にやっていただけたらと思いますので、お願いします。
                               
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