●一般質問「安心・安全のまちづくりについて」(2011年12月7日) しばみのる
○25番(しばみのる君)  日本共産党・しばみのるでございます。発言の通告に従いまして一般質問をさせていただきます。今回の一般質問は、安心・安全のまちづくりについて、大きく4点の質問をさせていただきます。

 まず、大きな1点目として、地域のコミュニティの場、居場所づくりについてです。

 市は第五期長期計画案の基本思想の一つとして、つながりを広げようということを提言しております。そして、多数の市民が地域社会の担い手としての意識をもち、活動の機会、出番や居場所をもつ地域社会をめざそう。そういったつながりのネットワークによって、武蔵野市の市民参加の伝統を今後10年のまちづくりに生かしていこう。隣の人とあいさつを交わそう。地域の集まりのひとつに顔を出してみよう。市民が互いに閉じこもらず、つながりを広めることは、市民が強くなることの一歩であると説明されています。地域のつながりの必要性についての提言だと思います。これまで地域の高齢者の居場所の一つとして、テンミリオンハウスは武蔵野市において先駆的な事業として取り組んでまいりました。地域でのさまざまなつながりに大きな役割を果たしてきたと考えます。以下、質問をいたします。

 1点目の質問です。現在、高齢者支援事業であるテンミリオンハウスは、市内に7カ所ございます。最近の3カ年の利用者数を見ると、ほとんどの施設が増加傾向にあります。市民の憩いの場として生かされているあらわれだと思います。このような施設がない吉祥寺東町地区では、地域で気軽に話をする場が欲しい。ひとり暮らしで地域の人と話す機会が余りなくて、寂しい思いがするなどの市民の声を聞きます。地域のつながりを広げる拠点として、吉祥寺東町地区にテンミリオンハウスの開設を進め、さらに地域のつながりを広げられることを強く要望いたします。市長のお考えをお伺いいたします。

 大きな2点目です。安全な歩行路を守ることについて質問いたします。

 市民から、歩道での自転車の往来について、危険を感じるという声が挙がっております。歩行者と自転車の接触事故はふえる傾向にあり、武蔵野市内でことしになって人身事故が415件に上っております。そのうち自転車絡みの事故については195件、約半数の47%が自転車絡みの事故でございます。今後、たとえ自転車運行条例などが出され、自転車は車道を走ることをさらに厳しく法制化されても、車道が狭い、車が多く危険な車道が多いため、歩道を走らざるを得ない状況にあると思います。五日市街道と女子大通りでは、歩道が非常に狭いため、自転車は歩道と車道を交互に歩行者を避けながら運転するという状況でございます。バス停があると、さらに危険な状態になっております。また、中道商店街では、商店街ということで車道と歩道の境が白線で仕切られており、車道には車、バイク、自転車が歩行者を避けながら運転するという危険な状況にあります。また、商店街では、両側の電柱に電線がぶら下がっている状況になっていて、強風が吹くと看板や街灯に引っかかり、事故になるのではないかという市民からの声も挙がっております。以下、質問いたします。

 1点目の質問です。吉祥寺地区内の五日市街道、女子大通り、中道商店街について、交通事故や電線事故などを未然に防ぐために、電柱の地中化を図り、安全なまちづくりを支えるために、ぜひとも検討すべきであると考えます。現在、検討中であれば、その状況と、そうでなければ、ぜひとも検討をお願いいたしたいと思います。市長のお考えをお伺いいたします。

 また、吉祥寺大通りと末広通りとの交差点では、横断歩道を渡る歩行者と、北方向から走行して交差点でUターンする車との接触の危険があると、市民からも声が挙がっております。この交差点は、特に朝の通勤時間帯でタクシーなどが北向き乗り場へ移動や方向転換のために、信号が変わる寸前に急転回をする危険なUターンが行われていると聞いています。各タクシー会社の間では、乗り場入構ルールである吉祥寺ルールとして、空車でのUターン禁止区域として運行していると聞いています。以下、質問をいたします。

 2点目の質問です。この交差点での歩行者横断における危険を回避するため、タクシー会社などにルールを遵守する旨、申し入れを行うことを求めたいと思います。また、安全対策として、武蔵野警察署並びに警視庁にこの交差点でのUターン禁止の標識と、道路上にも表示することや、また標識表示が設置されるまで警察・交通課にて交通整理を行い、あわせて安全な方向転換ができる対策を検討する旨、要請することを求めます。市長のお考えをお伺いいたします。

 続きまして、大きな3点目です。吉祥寺地区の文化活動の拠点をつくることについて、第五期長期計画案に、老朽化による公共施設の建替えは未利用地を順次活用して行い、効率的・効果的に公共施設の更新と用地の有効利用を図ると提言しています。現在、築40年以上もたち、老朽化している武蔵野公会堂は、その対象である公共施設であると思います。吉祥寺地区の文化のシンボルであり、文化活動の拠点として、長年、武蔵野市民に利用されてきました。武蔵野公会堂の建てかえについて、市民からは、文化・芸術の発表の場や市民の憩いの場として、趣味・手芸などの教室や展示場、そして演劇などを目指す若者を育てる発表の場として、さらに充実してほしい、そのような声や、高齢者への対策としてエレベーターの設置、駐車場・駐輪場の整備、吉祥寺北町や吉祥寺東町方面から吉祥寺駅への交通便をよくしてほしいという声など、さまざまな意見や要望があると聞いております。また、現在、公共施設の利用に当たっても、交通便をよくしてほしいという声も挙がっております。以下、質問をいたします。

 1点目の質問です。武蔵野公会堂の建てかえ計画においては、市民との意見交換やワークショップなど、市民の要望を反映する場をぜひとも設定していただきたい。

 2つ目として、現在の市役所、総合体育館などの公共施設を利用する場合の交通便をぜひともよくしてほしい。具体的には、現在、吉祥寺東町方面から吉祥寺駅へのムーバスのコースの増便の要望、そして吉祥寺駅から市役所方面への便数をふやすことをバス会社に要請すること。以上2点を強く要望いたします。市長のお考えをお伺いいたします。

 続きまして、大きな4点目でございます。放射能汚染についてです。これは、先ほど他の議員からも質問がございました。重複する点がございますが、質問をさせていただきます。政府の原子力災害対策本部が発表している資料であります、市町村による除染実施ガイドラインでは、家屋や庭は日常生活において最も長く滞在することが想定される場所であり、放射能除染作業は被曝線量の低減に効果的であると期待できるとあります。それについて、以下質問をいたします。

 1点目の質問です。市は、11月15日より放射線量測定器を購入して、市民への貸出制度を創設いたしました。このたびの機器貸し出しについての希望者については、90件の受付があり、12月までの貸し出しについては、40件の予約と50件のお断りをしたという御報告を伺いました。その後、12月から貸出機器を1台ふやしました。このたびお断りを受けた方が、さらに来年1月の貸し出しの希望を申し込み、新たに貸し出しを希望する方を含め、今回同様、申し込みの受付があった場合は、来年1月以降の貸し出しについても、希望者全員への貸し出しは難しいと考えます。貸出用の測定機器をさらにふやす必要があると考えます。市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。

 2点目の質問です。市が放射線の除染を行う基準値である0.23マイクロシーベルト/毎時以上の測定結果が、市民や市民団体の測定により出た場合、たとえ民間企業であろうとも、市の責任で再度測定を行い、除染を行うべきと考えます。また、その測定データは市報などで市民に公表することを求めたいと思います。さらに、地下につながっていない雨どいのある住宅では、放射線量が高くなっているという例が実際に出ていることを踏まえ、放射線量が高いと思われる具体的な箇所などを市民に公表して、注意を喚起して測定を呼びかける必要があると考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 続いて、3点目の質問です。保育園・学校などの給食を初め、食材の放射線測定器の購入を9月議会の一般質問でも求めてまいりましたが、その後の検討状況はどのようになっているか、市長の答弁を求めたいと思います。

 4点目の質問です。三鷹市では、放射線量測定のマップを作成して、ホームページ上で公表しております。武蔵野市でもつくってほしい、そのような要望が市民から挙がっております。ぜひとも武蔵野市でも取り組んでいただきたいと思います。市長のお考えをお伺いいたします。

 5点目の質問です。市の職員がチェルノブイリで起きている被害や原発事故の経験・教訓を学ぶことや、内部被曝の危険性など、市民を放射能から守ることの重要性について、研修をする機会をぜひとも設けていただきたい。市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。

 以上、大きく4点について市長の答弁を求めまして、壇上からの質問を終わります。

◯市 長(邑上守正君)  それでは、しばみのる議員の一般質問にお答えしてまいります。安心・安全のまちづくりという大きなタイトルで、幾つかの項目を御質問いただきました。

 まず初めに、地域のコミュニティの場、居場所づくりということで、テンミリオンハウスを取り上げていただきました。地域のコミュニティの場、居場所づくりということを言葉として掲げたときに思い浮かべるのは、基本はコミュニティセンターではないかなと思っております。コミュニティセンターですべてできればいいのですが、コミュニティセンターの数も限られることから、テンミリオンハウスという対象者をある程度絞ったような形での地域での展開というのは、大変好評裏に進んでいるという認識をしてございますが、居場所については、テンミリオンハウスだけではなくて、コミュニティセンターの連携とか、さまざまな公共施設での居場所づくり、あるいは最近地域で自主的な居場所づくりが始まっておりますので、そのようなものとネットワーク化がされるといいのではないかなと思っているところでございます。

 そこで、1点目の吉祥寺東町地区にテンミリオンハウスをということでございますが、御案内のとおり、高齢者向けのテンミリオンハウスは7カ所、子ども向けが1カ所ということで展開しておるところでございますが、設立当初から12年が経過し、また運営主体の変更等も予定されているところもあり、この間、さまざまな見直しもそれぞれのテンミリオンハウスで工夫されてきたのではないかなと思っております。最近の傾向としては、利用者数がかなりふえてきたということもあります。これは、1つは、認知度が上がったということもさることながら、それぞれの運営されている皆様方の御努力等もあったのではないかなと思っております。整備目標としましては、最大で地域社協の配置地域ごとに1カ所程度ずつぐらいがマックスではないかなと思っておりますので、そのような最大限の数値を見ながら、かつ今後の実際に利用できるテンミリオンハウスは、物件としてはなかなか挙がってこない面もございますが、そういうテンミリオンハウスにかなった物件があればよくよく検討していきたいと思っております。

 ただ、その前提となりますものは、地域での居場所なり、先ほどコミュニティとか居場所ということがありましたが、その辺の全体的なコミュニティセンターとの役割分担とかも整理をする必要があるのではないかなと思っております。しかも、だれもが集えるということになりますと、これはまさにコミュニティセンターでありますし、逆にテンミリオンハウスももう少し幅広い層の活用ということも視野に入れてもいいのかもしれません。その辺も含めて、テンミリオンハウスにつきましては、第五期長期計画の中でも、その方向性については一部頭出しをいただいているところでございますので、今後のテンミリオンハウスのあり方を踏まえながら、かつ増設についてはよくよく検討してまいりたいと思っております。

 2点目で、吉祥寺地区の道路の電線の地中化の促進をすべきということで、幾つかの通りについて指摘をいただきました。中道通りにつきましては、実はモール化のときに、歩道整備のときに地中化の可能性については議論があったと聞いております。ただ、いかんせん、道路幅員が狭いということと、道路の下のさまざまな埋設物が複雑で、地中化には技術的にもなかなか難しかったということから、全面舗装のみの改修を行ったところでございます。結果としては、なかなかよい歩道空間が生まれたのかな、モール空間が生まれたのかなと思いますし、インターロッキング化によりまして、沿道の建物の建てかえというのも、それに合わせたような形でしていただいていることもあって、予想以上の舗装に関する効果があったのではないかなと思っております。

 末広通りにつきましても、同じように地中化をし、舗装をした結果として、それに合わせるようにまち並みもかなり変わってきたということもありますので、商店街の活性化の一つの方策として、道路の舗装化あるいは電線の地中化というのは、大いに功を奏するものではないかなと思っております。

 中道通りにつきましては、そのようなことから、技術的な面で当時は課題であったと認識しておるところでございますので、技術の革新が進めば、再検討の機会があってもいいのではないかなと思っております。また、電線がぶら下がって危ないという御指摘がございましたので、それについては至急確認し、安全を確保していきたい。東電にも伝えていきたいと思っております。

 五日市街道、女子大通りにつきましては、基本的には東京都の今後の新設道路あるいは整備拡幅するような道路につきましては、電線の地中化というのは基本的な考え方としては東京都はお持ちなのですが、これらの道路につきましては、概成道路ということで、拡幅の具体的な予定の俎上には乗っておりません。しかし、私どもとしましては、歩道の段差のある状況だとか幅員の狭さということもあって、大変課題のある道路と認識してございますので、東京都には五日市街道ないし女子大通りにつきましては、きちんとした計画道路としての整備を今後とも重ねて要望していきたいと思っております。当然のことながら、その際には電線の地中化ということも、都には大いに要望してまいりたいと思っております。

 次に、3点目で、吉祥寺大通りと井の頭通りの交差点部近くのタクシーの転回に関する課題でございます。以前は、タクシーが片側の道路の両側に並ぶということもあって、交通渋滞を招く大変大きな課題となっておりました。タクシー会社等にその課題を指摘し、改善について協力を呼びかけたところ、タクシー会社の独自のルールとして、空車のタクシーは転回しないようにしようということで、自主的な取り組みが始まっております。その結果として、片側の道路の両側にはタクシーが並ばない状況にはなってきましたので、その成果が一定程度あるのではないかなと思っております。

 ただし、ただいま御案内したとおり、タクシー会社の独自の取り組みということから、交通法規的には転回可でございます。タクシーにおいても、お客が乗った状態であれば転回はしていいよと。ただ、一般の車も転回は可能だよということから、表示については、タクシー向けの立て看板を設けて周知していただいているという経過がございますので、いわゆる道路標識としての、あるいは路面への表示というのは難しいと思っております。事故の問題等も御指摘いただきましたので、再度、安全な運転につきましては、タクシー業界等への街頭指導の徹底をお願いしていきたいと思っております。

 次に、文化活動の拠点、武蔵野公会堂の建てかえに関するお尋ねでございます。

 武蔵野公会堂は、地の利もよくて、大変多くの皆様方に御利用いただいている施設でございます。ただ、いかんせん、できたのが1964年、東京オリンピックのときということでございますので、40年を超える建物でございます。建物の強度は堅牢でございまして、耐震強度も維持しておるので、安全的には今のところ問題はないのですが、いかんせん、昔の建物でございますので、エレベーターが設置できない、あるいは階段の途中にトイレがあるということもあって、大変利用勝手の悪い、それからバリアフリーになり得ない、バリアフルな建物と言われているところでございます。行く行くは建てかえということも視野に入れないといけないのですが、そもそも武蔵野公会堂のこれからの位置づけも踏まえて、吉祥寺ないし武蔵野市全体の文化施設のあり方も踏まえた位置付けを再検討した上での建てかえではないかなと思っております。

 また、仮に建てかえをするにしろ、あそこの場所で建てかえをするのがいいのか。あそこの場所で建てかえをするというのは、数年間にわたって武蔵野公会堂を閉鎖するという課題も出てまいりますので、別天地がいいのかも含めて、これは広く検討していかなければいけないと思っております。また、その場所的にも、吉祥寺駅と井の頭公園を結ぶ拠点としての大きな位置づけもございますので、その活用として公会堂の継続がいいのか、あるいは、それを含むさまざまな開発がいいのかも含めて、吉祥寺のこれからの行方を左右する大きな課題として認識してございますので、慎重に検討してまいりたいと思っております。その際には、当然のことながら、検討の過程において市民の意見を聞くというのは当然のことだと考えてございます。

 次に、ムーバスの増便、それから吉祥寺駅から市役所への直通便のバスの増便の要請ということでございますが、ムーバスの増便につきましては、現在、1号路線での夜間の延長ということで試行しているところでございますが、現時点では極めて利用されているのではないかなと思っております。ただ、利便性の向上が図られる反面、沿道の方々からは、振動とかバスの中から家の中をのぞかれるのではないかといったプライバシーも含めて、さまざまな課題が寄せられ、逆に減便を求める声も実際のところ挙げられているところでございますので、なかなか一どきに増便することは難しい面もございます。慎重に、全体的な課題を整理しながら検討を進めてまいりたいと思います。

 それから、吉祥寺駅から市役所方面への路線バスの増便ということでございますが、現在は本数は限られますが、吉祥寺駅から市役所まで、ないし市役所経由の柳沢行きのバスが2系統出ておりまして、10月のダイヤを見ますと、平日で1日19便、土日・祭日で1日21便が運行されているという状況でございます。これはバス会社が大いに結構だと言われれば、それにこしたことはないのですが、バス会社は経営の視点からさまざまな検討をされるわけでございます。全般的にバスの利用者数の減少ということもあって、経営的には厳しいというお話を聞いているところでございます。また、バスの増便に当たっては、車両の台数や運転手等も確保しなければいけないといった課題もお聞きしているところでございますので、現時点では増便の要請というのは、そういう状況をお聞きしますと、なかなか困難なのではないかなと考えているところでございます。

 次に、放射能汚染に関するお尋ねでございますが、1点目は、放射線量測定器の貸出数をふやしたらどうかということでございます。さきの議員の御質問に答えましたが、来月から1台ふやすということを取り組んでいくことを考えておりますので、当面はそれの貸し出しの状況も踏まえて、今後については、その後検討していきたいと思っております。

 次に、質問6で、放射線量が高いと思われる場所などを市民に公表したらということでございますが、放射線量低減に向けた市の対応方針としましては、私有地内において、暫定基準を超える数値の情報提供を受けた場合には、道路と敷地境界上での空間放射線量の測定を市の方で実施するとしております。私有地における空間放射線量の測定や除染につきましては、原則として市は行わないと考えております。しかし、文部科学省の基準であります周辺線量よりも1マイクロシーベルトを超える数値が確認された場合は、これは速やかな低減対策が必要と考えておりますので、私有地内でも文部科学省や東京都と連携して除染の作業を実施していきたいと考えております。私有地の中での測定結果につきましては、これは個人情報でもありますので、公表は難しいと考えております。

 線量が高くなりやすい場所につきましては、今までの測定結果から、今、明らかになっているのは、雨どい、排水口の下部あたりが極めて高くなる傾向にございますので、今後の測定によるさまざまな結果も踏まえて、ホームページ等で注意喚起をしていきたいと思っております。

 給食食材についての食材の放射線測定器の購入につきましては、これもさきの議員の御質問にお答えしましたとおり、今、さまざまな検討をしておりますので、庁内プロジェクトチームでの検討を進めていきたいと思っているところでございます。

 質問8として、放射線量測定マップを作成したらどうか、それをホームページ上で公表したらということでございます。1つは、データとして一覧表等で随時表示しておるわけでございますが、そこがどこなのかというのが、ちょっとわかりづらいという御指摘もありますので、可視化することで、さらにわかりやすくなるだろうと私ども、考えておりますので、地図を作成すべく検討を始めております。地図の作成が可能であれば、これをホームページに載せていきたいと思っております。

 それから、質問の9番目、最後でございますが、内部被曝の危険性についての研修をする機会ということでございます。この間、幾つかの研修・勉強会等を重ねてまいりました。予定では、来月には食品の内部被曝をテーマとした講演会を予定してございますので、これらについても市民の皆さん方はさることながら、職員にも参加を呼びかけていきたいと思っております。

◯25番(しばみのる君)  御答弁どうもありがとうございます。

 1点目の再質問をさせていただきたいと思います。吉祥寺東町でテンミリオンハウスの開設をぜひともお願いしたいという件でございますが、現在、吉祥寺東町の方々は、吉祥寺北町とか、隣のまちのテンミリオンハウスにお伺いして、その中でも吉祥寺東町地域にテンミリオンハウスをつくってほしい、居場所の一つの拠点としてつくってほしいという声も、他のテンミリオンハウスや、また福祉の会の中での意見として挙がってきているということを、実は先日、大野田福祉の会の方からお話を伺いました。また、吉祥寺東町は、年齢的にも市の中でも高い地域でございまして、先ほど質問の中でもありましたように、市役所とか公共施設、またまちへ出る、吉祥寺駅へ出る足の便も悪いということを伺っております。ですので、まちの中での拠点、居場所として、そういう施設が必要であると思います。

 先ほど交通の便に関して、市長の方から19便という御指摘がございましたが、時間帯にしては、吉祥寺駅から市役所方面については、13時と17時については3本ですが、2系統のバス便を合わせても、1時間に平均2便という状況でございます。ムーバスについても、東循環と1号路線がございますが、吉祥寺東町から吉祥寺南町を通じて吉祥寺駅ということで、30分、40分ぐらいかかる。そして、1時間に2本というバス便を使って市役所へ行った場合には、1時間以上もかかるという状況であると伺っております。ですので、足の便、いろいろなことを考えると、吉祥寺東町地区にテンミリオンハウスを拠点とした高齢者の施設が必要ではないかと。確かに吉祥寺北町では、ひびのさんちとか、そういう福祉の会の努力でつくった居場所もございます。しかしながら、住民の方が力をあわせて、そういう施設をつくる、また空き家などを探して、そういう場所をつくるということは非常に難しいと私は思っております。ですので、市の支援事業として居場所を先駆的に事業として取り組んだ施設でございますので、ぜひとも介護の支援の一環として、居場所づくりということでテンミリオンハウスを前向きに検討していただきたいと思います。

 もう1点、電線の地中化のことでございますが、先ほど市長の答弁の中で、中道商店街が地下の埋蔵物等々、難しいという御答弁でしたが、実は私、電気工事会社の方に、費用面を考えずに技術的な面として、この中道商店街の電柱の地中化についてお伺いしたところ、技術的には問題はないという御指摘をいただきました。問題とするのは、電柱の上に電線の状況を整備したり、確認したり、あるいは事故が起きた場合のメンテナンスを行うためのトランスという設備が必要だと。その大きさについては、高さが1メートル50センチ、幅1メートル10センチ、奥行きが50センチメートル程度のボックスがあれば、地中化に関しては別段問題がないということをお伺いいたしました。これがすべて正しいとは言えないところがありますが、一つの御意見として技術的には問題がないということもお伺いいたしました。その辺を踏まえて、交通事故等々のことも踏まえて御検討いただきたいということと。

 あわせて、先ほど自転車事故について意見を述べましたが、警視庁で年当たりの自転車の事故件数についての資料がございます。武蔵野市の中で最も自転車の人身事故が多い場所は、中道商店街周辺でございます。ということは、電柱があるから事故が多いということだけではないと思うんですけれども、一つの要因だと思います。そして、一つの相乗効果として、電柱がなければ商店街の活性化にも結びつくのではないかなと思いますし、まちの美化、先ほど他の議員からもありましたように、歩きやすい、美しいまちづくりとして、中道商店街は大きな商店街であるということを考えると、電線地中化とあわせて電線の危険な状態を一日も早く解消していただきたいということで、技術的には問題ないということですので、ぜひとも検討していただきたいと思います。市長の考えをお伺いいたしたいと思います。

◯市 長(邑上守正君)  再質問にお答えしてまいりますが、吉祥寺東町のテンミリオンハウスの設置については、御要望として伺っておきますが、市役所へのバスの便の関係がおっしゃられた意味がちょっとわからなかったのですが。市役所に行くバスの便と別の話ですね。それでよろしいですね。ただ、武蔵野市の場合は他市に比べて極めてバス網も充実しておりますし、その補足としてムーバスのネットワークも充実しておりまして、それぞれのバス停から市域は250メートルの範囲内にすべておさまっています。つまり、交通の空白地域がない状況になっております。吉祥寺から市役所に行くのでも、市役所前まで来るのは便数が1時間に2本ということで、なかなか少ないかもしれませんが、市民文化会館前あるいは営業所前等でおりて、500メートルぐらい歩いていただければ市役所ということもあるので、その辺の距離感が不便だとおっしゃられると、そこまでなのですが、その辺がどうなのでしょか。

 例えば駅まで500メートルといったら、これは歩きますよね。なので、その辺の距離感と利便性、それから利用者像ですね。高齢者の皆さん方が大変不自由だということなのかも含めて、もう少し武蔵野市全体の公共交通のあり方というのを再整理していかなければいけないなと思っております。すべてをネットワークする、すべてを家の前にバス停を設けていくということで、果たしていいのかなということも含めて、整理が必要かなと思っております。

 それから、中道通りにつきましては、どこの電機屋かわかりませんけれども、地中の埋設物が大変多いということは、これを全部取りかえて集約化すればできないことはないけれども、膨大な費用がかかるということも含めて、技術的には課題が多いという判断をされたと聞いております。舗装して直後でございますので、すぐの変換というのはなかなか難しいかと思いますが、今後の経年変化の中で、あるいは技術的な変化の中で、特に地上機の問題をおっしゃっていただきましたけれども、地上機の置き場が実はああいうところでは難しいんですね。何か公共スペースがあれば別でございますけれども、民有地でお借りするスペースがなかなか難しいということもあるので、そういう物理的・空間的な課題もあるので、すぐに地中化ということは難しいのではないかなと思っています。ただ、私の考え方としては、吉祥寺駅周辺を含めて、電柱の地中化は無理なのですが、電線の地中化をぜひ進めていきたいと思っておりますので、さまざまな工夫もいろいろな技術革新も視野に入れながら取り組みを進めてまいりたいと思っております。

○25番(しばみのる君)  御答弁ありがとうございます。

 1点、食品の測定器の購入について再質問させていただきたいと思います。去る12月1日に給食の機器について文部科学省の方から発表がございました。1キログラム当たり40ベクレル以下の機器を購入することを、東日本17都道府県の教育委員会の方に通達したということでございます。これは、厚生労働省の方で年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトへ、5倍厳しくしたという方向で検討したということで、文部科学省でも検討したということで、食品の水や牛乳、乳製品で1キログラム当たり200ベクレル、野菜や肉・穀類について、現行500ミリベクレルであるところを、文部科学省では安全サイドに立ち、厳しい200ベクレル、5分の1の数値を採用したということです。これについて、どの品目を検査対象にする。どの程度の数値でどのような対応をとるかの判断は、各都道府県市町村にゆだねるということで、40ベクレル以上のものが検出された場合にはこういった品目だけを除いて提供する。あるいは、こういった品目が複数あって料理として成立しない場合は、パンと牛乳だけの給食にするという具体的なことが例記されております。

 測定器について、検出限界が1キログラム当たり40ベクレル以下の機種を選ぶことを義務づけ、検査結果を公表することを求め、1都道府県当たり5台を国費で補助する。2分の1を補助するということが発表されておりますが、これについて市長のお考え、御見解をお伺いしたいと思います。これについて都に意見を挙げる、あるいは市長会等々で意見を述べる意味での市長の御見解をお願いしたいと思います。

◯議 長(きくち太郎君)  通告にありませんので、答えられないと思います。

                                 
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