1992年度 武蔵野市予算編成に対する要求書(1991年12月13日)

                    1992年度 武蔵野市予算編成に対する要求書

                                                   1991.12.13
                                                   日本共産党武蔵野市議団

 市民全体の市長として、与党、野党を差別することなく公平に扱い、要求を予算化すること。

 直ぐ実現可能なものは来年度予算に計上し、中、長期的にわたるものは新しい基本計画・長期計画にのせるよう積極的な対応を要請します。

 【総務関係】

  1)消費税を来年度も公共料金に転嫁しないこと。
  2)平和予算一般会計(歳出)の0・1%を計上すること。
   @8月(原爆投下の日を中心に)市民と子供たちによる平和使節団を広島・長崎へ送ること。沖縄訪問についても機会をつくること。
   A市役所正面に非核都市宣言の銅版を設置する。
   B「ヒロシマ・ナガサキからのアピール」支持署名運動への援助、市役所、市政センターに署名用紙を置き、集めた署名用紙を投函する箱を備え付ける。
   署名の全文、署名への協力要請の文章を市報に掲載する。
   C被爆者援護条例の制定。
   D原爆関係16ミリフィルムの積極的購入、原爆パネルの購入。
   E被爆者友の会へ補助金の大幅増額。
   F原水爆禁止運動に対する助成を拡充する。
  3)地区労のスポーツ祭典の補助金を復活すること。
  4)市民の行政苦情を処理し、人権を守るために市民オンブズマンを置くこと。
  5)三多摩(全労連)メーデーにも補助金をだすこと。
  6)コミュニティ協議会の自主事業にたいして事業費への補助を拡大すること。
  7)伊豆、箱根など近いところに市民の休養と健康増進のための温泉付き施設の建設と補助金潮度をもうけること。
  8)水道料金をはじめ、公共料金を値上げしないこと。
  9)戦地墓参に市からの補助を。

 【商工農関係】

  1)生産緑地法の改正に伴い、当面、長期営農継続農地並みの暫定課税とする。
  2)北町、境南など市民農園のないところに優先的に設置すること。
  3)地元中小業者優先で仕事の発注、商品の購入を行なうこと。
  4)大店法規制緩和、改悪に反対すること。
  5)パート労働者への相談窓口を開設し退職金制度を設けること。

 【土木、環境、清掃関係】

  1)放置自転車を鉄くずにせず、リサイクル化すること。
  2)外環道路計画反対を堅持し、長期計画に明記し建設阻止に全力をあげること。
  3)三小裏、南町2丁目36番地周辺の道路がデコボコ、改修工事を本格的に行なってください。
  4)農林省倉庫跡地、精算事業団用地などを確保し、特別養護老人ホームなど公共施設計画をすすめること。
  5)各公園に時計を設置すること。
  6)中町など欠落地域に遊び場を計画的に設置すること。
  7)吉祥寺南口地域、境地域にも環境浄化特別地区の指定を行なうこと。
  8)七井橋通りをインターブロッキング舗装すること。
  9)デパートやスーパーの包装を簡略化させ、トレイなど自店回収をするよう行政指導をおこなうこと。牛乳パック、廃油の回収回数をふやすこと。
 10)都道3・3・6号線は関前の環境を破壊する、建設中止を都に働きかけること。
 11)3・4・24号線、3・5・25号線、3・1・12号線など住民が反対し、議会で請願が採択されている道路建設、拡幅は見なおすこと。
 12)境一三鷹間浄水場まわりのバスを増発すること。
 13)武蔵野公会堂を社会教育施設として全面改築し、温水プール等体育施設も併設すること。
 14)国の公共工事や、国庫補助を伴う市発注工事で三省協定(建設、農水、運輸の三省による協定額、公共事業労務費単価)に拘束されないこと。
 15)全市的に生活道路の改修、補修の促進をはかること。
 16)住宅政策を確立し、住宅条例を制定すること。高齢者、低所得者、若年家庭の家賃補助、公団では建て替え後の差額補助など住宅要求にこたえること。
 17) 桜堤、緑町公団住宅内の樹木は住民負担で保存され、武蔵野市に貢献してきた。現行共益費助成の項目に樹木剪定を加えること。
 18)ゴミの減量と資源化促進のためリサイクル条例を制定し、リサイクルセンターを設置すること。
 19)持ち込まれる事業系ゴミの減量計面をださせ、資源ゴミは持ち込ませないこと。
 20)秀島病院駐車場の車がいつも前の歩道にはみだして駐車していて歩道をふさぎ危険です。特に南の日などあぶなくて気が気でなりません。指導してください。
 21)駅周辺に自転車置場の増設を行い、駅前広場の地下利用の検討。
 22)美化指導課の体制強化。
 23)環境関係資料室の設置(当面、環境アセス、都条例などの資料を市政資料室におくこと。)
 24)市立緑町公園の排水改善。
 25)市民公園との境界の金網の改善(もっとグリンモールなど自然の境界を)

 【福祉と医療関係】

  1)日赤をはじめ、市内の病院に市の委託ベッドを設置するなど老人病院の要求にこたえること。
  2)在宅福祉の充実として、看護婦、ヘルパー、OT・PT・SWの増員をすること。
  3)高齢者入院見舞金条例をつくること。
  4)老人福祉手当(臥床)の臥床継続期間を短縮し、支給年令を早めること。
  5)老人性白内障眼内レンズヘの助成を来年度実施すること。
  6)民間のデイホスピタル、訪問看護活動に援助をおこなうこと。
  7)食事サービス事業を抜本的に強化するため、新しく給食調理施設を市内に建設すること。
  8)市内三駅にエレベーター、エスカレーターの設置をすること。
  9)福祉環境整備要綱を厳密に適用し、先ず公共施設から改善をすること。
 10)福祉施簸の拡充を。
   @心身障害者の生活寮を市内に建設する。無認可の福祉作業所に認可のための援助等、助成を拡大すること。
   A適所訓練作業所の職員を確保するため、人件費補助をすること。
   B総合授産場所は、希望する心身障害者全員が入所できるようにすること。親の会などを含め自主的なグループ活動に援助すること。

 11)難病相談や検診事業、難病対象項目の拡大などいっそう拡充すること。
 12)障害児保育は年令を引下げ全保育園で実施すること。
 13)栄養士を一園一名とし、アレルギーの子供の給食対策をすること。
 14)保育ママの定年制は廃止し、増員すること。認可保育所においても緊急一時保育、産休明け保育を実施すること。
 15)延長保育の実施(7・00)夜間保育、病児保育をおこなうこと。
 16)無認可保育所の助成拡充と認可化実現に市の援助をおこなうこと。
 17)障害児保育をやっている無認可保育園に必要な助成をおこなうこと。
 18) 学童保育は制度化し希望者全員が入所できるようにすること、全土曜日を関所し、指導員は正職員にすること。
 19)私立保育園に対する助成の拡充をおこない、公私格差の是正をすること。
 20)境保育園の全面改築など乳児保育の要求に応えるため定員の枠を拡大すること。
 21)子供の権利条約の批准を国に働きかけること。
 22)4小の学童施設は単独施設をつくること。境北学童クラブの施設改修を早急におこなうこと。
 23)「かがやけ太陽クラブ」の運営に助成すること。
 24)児童扶養手当(国の制度)を補完し高校卒業まで独自に助成をすること。
 25)学校開放に解消せず、市内の中学校区に児童館を建設すること。南町5丁目に200坪の市有地がありますが、そこは三小、本宿小の中間地点にあって児童館に最適です。
 26)乳幼児医療費助成制度を実施すること。
 27)成人検診の年令引下げを行なうこと。
 28)保健センターの人間ドックの補助と同様に、市民が他の施設でドックに入っても同じ料金で検査が受けられるように補助をすること。
 29)国民健康保険に傷病手当制度を新設し「出産お祝い金」を創設すること。
 30)障害の早期発見をはかるため、妊産婦にたいする検診内容を充実すること。
 31)すべての信号機を音声信号機にすること。
 32)武蔵野医師会、医政連で成人、老人健診の名簿が一斉地方選挙に流用されたことはプライバシーの侵害にあたる。今後、このようなことが二度とおこらないよう行政指導を徹底すること。
 33)障害者住宅費助成に更新料の補助も。(借地借家法の改悪で値上げがでてきている)

 【教育関係】

  1)障害児学級への介助員配置の制度化をすること。
  2)小学校社会科見学の交通費補助を組むこと。
  3)私立幼稚園への運営費補助の増額と市費による健康診断の実施。
  4)社会教育団体等の市民団体に講師派遣の費用及び内容の拡大と支給基準を明確にすること。
  5)就学援助費助成制度基準を生活保護基準の1.8倍にもどすこと。
  6)高校生奨学金の枠の拡大と増額をすること。
  7)中学校給食を実施すること・
  8)中央図書館の建設は市民参加で行なうこと。
  9)図書購入費の増額、視聴覚ライブラリーの設置、正規職員の司書の増員。
 10)図書館にも行政資料コーナーを設け、情報の公開をすること。
 11)長期計画に東部、西部地域の温水プール設置をいれること。
 12)「むさしの子どもまつり」に、教育委員会が後援するなど積極的に市が援助すること。
 13)日の丸、君が代を学校行事に押しつけないこと。
 14)学校での信書の秘密と教師の基本的人権を尊重すること、東京弁護士会の勧告は内容にかかわらず尊重すること。
 15)音楽・演劇・映画観賞について、文化会館だけでなく、各学校でも自主的に活発に行なうよう補助金を支給すること。施設利用の場合も補助金を支給すること。
 16)学校施設での空調設備を計画的に設置すること。
 17)就学旅行、遠足、移動教室、社会科見学等の補助を行なうこと。
 18)学校図書室の充実をはかり、児童・生徒用図書の増額と司書の配置をすること。.
 19)給食調理場排水処理施設は水質基準を法定以下にするために新設、改善すること。
 20)社会教育団体等の借り上げバスの市負担分を引き上げ、利用しやすいようにすること。
                               
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